商店街の中にある魚屋『魚新』
店主の長男、すばるが店番をしている時は趣味でやっている手品や占いをして見せてくれる
サービスで配達もしてくれるので気軽に来店、注文してみてほしいとのこと
新鮮な魚介類がメインだが、同店オリジナルの【寝子島ちくわ】も隠れた人気商品だ
お店に行けば、出来立てあつあつの美味しいちくわが食べられるぞ
祭日やイベントには、昨今流行の【ちくわ】のゆるキャラ着ぐるみでのPRも行われている
ユーモラスなちくわの着ぐるみにも注目したい
(週刊・寝子島ナビより抜粋)
やはりのう…全てと言っても流石に鮎まで食べたかはまでは解らぬよ
あくまで、情報と情報を統合した理論的推理、と言った所じゃ
ミステリーの基本じゃろ?(そう言ってウインクを入れる)
実際の所、かなりの小手先のテクニックじゃよ
わらわはそちらの方が得意。テーブルマジックやクロースアップマジックじゃな
五百円玉の入れ替えも千円札の変化も「最初から隠し持っていたり巧妙に隠したり」等と気づかれない様にやっておる…
失敗した時はかなり恥ずかしいがのう。隠し場所からポロリと五百円玉とか出たら(軽く腕を持ち上げて右袖の中からポロリと隠していた五百円玉二枚を落として。どうやら二枚の五百円を使った巧妙な隠しや小手先のテクニックでのマジックであり、拾い直して千円札と一緒に財布の中にしまう)
ふむ、クローバーじゃな…シロツメクサの花言葉は“復讐”…愛らしい外見とは裏腹に怖い言葉じゃのう…
尤も、花言葉はこれだけではないがのう。一つの花でも様々な花言葉があるとて…
(そう言って茎を掴む。そのままジッと見据えながら。さて、すばるが指を鳴らせば、三葉のクローバーは四葉のクローバーになり)
…なるほど、“復讐”のシロツメクサを“幸福”へと変えたか…
中々、粋なマジックじゃのう。さて、四葉のクローバーのもう一つの花言葉を教えてやろう
「Be mine.」。「私のものになってください」
告白に使えばロマンチック極まりないがのう。…しかし、わらわの答えは、こうじゃ
(チッチとクローバーを持っていない逆の手の指を何度か揺り動かせば、クルリと大げさに手を回してさっと朝顔の花を取り出す。もちろん、これも隠しや小手先のテクニックを使った物。ちなみに本物の花ではない)
花言葉は“はかない恋”。花言葉なれば花言葉のマジックで返す…どうじゃ?(何て似た様にウインクを入れる)