館の扉を開き、目と足とを外界へ向ける。
穏やかな風吹く春の午後。
退屈と眠気を持て余した一人と一人の気ままな散歩。
*花風冴来(RKM002612)
大和無銘(RKM003437)
両名のお散歩RPトピックです。
何か御座いましたらキャラクターメール等でご連絡下さいませ。
頑張ったのぜー
んみゅみゅ
(記憶を失う前
当然居たであろう父や母に強請った様に甘える反面で
一人で居た時には考えもしなかった温かみに喜びを隠そうともしない)
太陽が眩しいのぜ?
…そういえば姉さんが帽子被ってるの見た事無いかもだぜ?
夜は怖いけど、優しいのぜ。
姉さんが教えてくれたから、俺も知ってるのぜ
それに、この島は簡単に灯りも点けられるから
姉さんの顔も、友達の顔もちゃんと見えるのぜ
(彼女の隠された意志に気付く事はなく
同時に彼女の隣に自分や友人が居るのが当然の様に語る
近い未来、成長した先の事なぞ考えておらず
一歩間違えれば依存にも近い自分の思考にも幼さゆえに気付かずに
ただ、穏やかに笑い、アホ毛を揺らす)
姉さん、姉さん
(手を握って緩く引く
彼女の手は自分の手より大きく、同時にそこには無い傷が見えた気がした
だからこそ、何かが振り切れた気がした。
記憶の中の旅人の言葉を真似する様に
まるで用意していたかの様にゆっくりと口を開いて)
俺も我儘を言うのぜ。
俺の手は小さいのぜ。
手が届く所も少ないのぜ
でも、こんなに近い所なら手は届くのぜ?
だから、まずは姉さんから笑顔にするのぜ
(小さな両手で彼女の手を握って
そのまま自分の頭の上に持って行く
「上手く出来たら褒めて欲しいのぜ」と締めくくる様に自分の答えを言った)
「どえむ」って人は凄いのぜ
痛いのも気持ち良いの替えれるのぜ。
でも気持ちいいのは痛いのと替えないみたいなのぜ
んー、姉さんも爺様も説明が難しいのぜ…
でも、痛いのも大切って分かったのぜ。
(明らかに余分な知識を取り込みつつも
ボンヤリと彼女の言いたい事を理解した様で
アホ毛もスッキリした様子で真っ直ぐ伸びて)