館の扉を開き、目と足とを外界へ向ける。
穏やかな風吹く春の午後。
退屈と眠気を持て余した一人と一人の気ままな散歩。
*花風冴来(RKM002612)
大和無銘(RKM003437)
両名のお散歩RPトピックです。
何か御座いましたらキャラクターメール等でご連絡下さいませ。
そうねぇ…。
今の貴方から見ると大きくみえるかもしれないけれど、私もまだまだ小さいの。
将来はきっと、貴方の方が私よりもずうっと大きくなるわ。
殿様とも少し違う気がするけど…まあいいか。
殿様には確かに桜が似合いそう。
他の花だと、梅かしら。
(彼の言葉に同意して、更に桜とは別の花の名を挙げる。
和歌で「花」というと主に桜を意味するらしい。
彼の連想もそこから来ているものなのかもしれない。)
それも良く聞くわね。
私としては「大切なものが増えるとそれを守る為に自然と強くなっていく」
という方が正しいと思っているけど。
(指折り数える彼を見て、自分意外にも彼を支える存在が在ることに少し安堵する。
食事を急かすようなことはなく
テーブルの端に立てられた小さな手書きポップに視線を移した。
そこに書かれた文面曰く、今月のお勧めデザートは桜のシフォンケーキらしい。