館の扉を開き、目と足とを外界へ向ける。
穏やかな風吹く春の午後。
退屈と眠気を持て余した一人と一人の気ままな散歩。
*花風冴来(RKM002612)
大和無銘(RKM003437)
両名のお散歩RPトピックです。
何か御座いましたらキャラクターメール等でご連絡下さいませ。
…
(歌を聴きながら意識は半ば夢の中
触発される様に頭に流れる光景は白黒の空
誰かの声、優しい物から怒号まで、
それは忘れていた物なのか、忘れようとしている物なのか
風に流される様に、自分を追い越していく無数の影
伸ばした小さな手をすり抜け、
そして、また過ぎ去っていく
夢の中で意識が混ざり
まるで透明になった様な感覚に恐怖を覚え
無意識に少女の首に回していた腕に力が籠る
「次」は離さない様に
シャボン玉の様に儚く愛しい子
少年自身も知らない、自分に聞こえる声
そして、何処か懐かしさを覚える存在の今は見えない目が
とても穏やかに見守っている事を)