館の扉を開き、目と足とを外界へ向ける。
穏やかな風吹く春の午後。
退屈と眠気を持て余した一人と一人の気ままな散歩。
*花風冴来(RKM002612)
大和無銘(RKM003437)
両名のお散歩RPトピックです。
何か御座いましたらキャラクターメール等でご連絡下さいませ。
兎追いし かの山…♪
小鮒釣りし かの川…♪
(夕暮れの街に寄り添うようにして
ゆったりと歌われるそれは
遠く離れた山を、川を、父母を、友を。
愛しき故郷を想う歌。
忘れることのできぬ場所。
雨に風に触れようと、いつでもそこを思い出す。
今は離れているけれど、いつか志を果たしたならば
また故郷へと帰りたい。
生まれ育ったその場所を大切に懐かしむ歌を
淑やかに優しく柔らかく、子守唄として響かせながら
街を行き、ゆるりと視線を巡らせる。
…彼のいう彼らに歌は届いているだろうか。
例え届き、応えてくれたとしても
霊感と呼ばれる力を宿していない自分に
それを知ることは叶わないのだろうけれど。)