館の扉を開き、目と足とを外界へ向ける。
穏やかな風吹く春の午後。
退屈と眠気を持て余した一人と一人の気ままな散歩。
*花風冴来(RKM002612)
大和無銘(RKM003437)
両名のお散歩RPトピックです。
何か御座いましたらキャラクターメール等でご連絡下さいませ。
…………痛くないのぜ。
(寄りかかったまま、届かない小さな声を漏らす。
完全に自分の殻に篭った様子の人形の様にも見える少女。
それでも触れた身体からは確かな体温を感じる。
「そっとしておいてほしい」という願いとは真逆の行いが少女を傷付けると分かって居ても、
彼女の殻に触れられないとしても、
やるべきと感じたというだけの優しさとは似ても似つかない感情の元で起こした、ただ愚直に自分の決めた行動を貫いただけで)
足りない、足りないのぜ。
(なんの反応も示さない少女に、また小さく呟いては自分の手をじっと見つめて、
ベンチから立ち上がり自分の座っていた場所に先程の缶を置いては、そのまま少女の正面にしゃがみ込んで「ちょっと行って来るのぜ」と
今の自分に出来る精一杯の笑顔を向けては海の方に戻って行って)