館の扉を開き、目と足とを外界へ向ける。
穏やかな風吹く春の午後。
退屈と眠気を持て余した一人と一人の気ままな散歩。
*花風冴来(RKM002612)
大和無銘(RKM003437)
両名のお散歩RPトピックです。
何か御座いましたらキャラクターメール等でご連絡下さいませ。
良かったのぜ。
帰ったらお風呂入れるのぜー。
ちゃんと食べないとダメなのぜ?
大きくなれないのぜー。
姉さんも子供なら、ちゃんと食べないとだぜ。
(じっと少女を見詰めたまま
口元に指を立てる。
この1日という時間は、
少年を良くも悪くも成長したらしく、
瞳には少し強めの光が)
(どれだけ強がり背伸びをしてみせたところで
少女は少女のままでしかなく
自分一人を支えることで本来ならば精一杯。
その上で他人の全てを抱え込もうとし
気を使い続けるならば疲労を溜め込むのも当然といえる。
…その現実を少女が語ることはなく
自身を心配する少年に、「大丈夫」とそう笑う。)
子守唄…歌うのぜ?
姉さんはお休みするのが苦手みたいなのぜ。
だから、それ位はお手伝いしたいのぜー。
(疲れた表情を隠す様な笑顔
それから目を逸らす様に前を向けば、
「ゆりかごのうたを カナリヤが歌うよ
ねんねこ ねんねこ ねんねこよ」
記憶の奥底にある1節を小さく歌い始めて)
…?
分かったのぜ。
(手に持った瞬間に入った静止の声
不思議そうに首を傾げつつ言われるままに小太刀をしまう。
常に懐にしまい込んでいる小太刀は御守りの様な物、
しまい込む際に聞こえる声に目を閉じて集中しては、はっとした顔)
ごめんなさいなのぜ。姉さん
大丈夫なのぜ、此処には姉さんを傷付ける子は居ないのぜ。
でも、怖がらせちゃったのぜ。
(困った様に目を伏せて動きを止め、
手の中の缶に熱が移るのも気にせず弄んで)