館の扉を開き、目と足とを外界へ向ける。
穏やかな風吹く春の午後。
退屈と眠気を持て余した一人と一人の気ままな散歩。
*花風冴来(RKM002612)
大和無銘(RKM003437)
両名のお散歩RPトピックです。
何か御座いましたらキャラクターメール等でご連絡下さいませ。
そう。心も病気になるの。
夕御飯、何を買って帰りましょうか。
貴方の為なら帰った後、なにか作るのもやぶさかではないけど…。
出来合いのものでも大丈夫?
…そっか。
いいわ。貴方がそうしたいなら、そうなさい。
我儘が人の為のものなんてねぇ…。
もっと我儘らしい我儘を言えばいいのに。
悪い子なんかじゃないわ。貴方はいい子よ。
世界が貴方のような心をもった人ばかりならきっと
誰も悲しまずに済むのでしょうね。
(彼の意思はどうやら固いらしく。
根負けする形で漸くそれを受け入れ、表情を崩す。
幼くとも、暖かな木漏れ日の様な優しさを持ち合わせる少年。
子供の頃は、皆この様な存在だったのだろうか。
自分が彼と同じ様な年頃であったときは…。
…さて、どうだっただろう)
「自分をもっと大切にしろ」って
大好きな人によく言われるのだわ。
そうしているつもりではあるのだけど
まだまだ足りないのかしらねー…。
怖いものってわけじゃないわ。
海の水は塩水で、塩の他にも色んなものがはいっていたり
道具を使わないと見えない生き物がいたりするから
人によってはかぶれたりする場合があるってだけ。
誰かが塩を撒いているわけではないけど
ずっとずっと昔の人はそう考えていたのかも。
(遠い昔。今よりも化学が発展しておらず
納得の出来ないことを納得できる様にする為には
ただ想像するしか方法がなかった時代では
「神様が海に塩を溶かしている」
と考えた人間もいるのかもしれない。
来た道を振り返っては数歩歩き、「行きましょう」と彼を促して