館の扉を開き、目と足とを外界へ向ける。
穏やかな風吹く春の午後。
退屈と眠気を持て余した一人と一人の気ままな散歩。
*花風冴来(RKM002612)
大和無銘(RKM003437)
両名のお散歩RPトピックです。
何か御座いましたらキャラクターメール等でご連絡下さいませ。
人の考えなんてものは
全部正しいし、全部間違っているものよ。
例え同じものを見たり聞いたり触れたりしたとしても
感じることは人によって違うものだから。
貴方にとって私が「優しい姉さん」に見えるなら
貴方にとってはそれが正解。
私にとっての貴方は「可愛くてお利口さんな弟」。
誰が違うと言っても、私にとってはそれが正解。
(満足気に揺れるアホ毛を見て微笑し
乱暴は嫌よねー…。痛いし怖いもの。
触れるなら優しくして欲しいわ。
ああ、いや。
貴方が特別変だというわけじゃないわ。
変なのはきっと、私の方。
それに、例え変だって言われたとしても
そんなこと気にしなくていいのよ。
人はみぃんな、大なり小なり変なものだし
貴方は貴方、他人は他人だから
無理してみんなと同じになんてならなくていいの。
猫のそれに似ているわねー。
人が余りこない様な静かな場所に隠れていると落ち着くの。
……よしよし。
(一瞬、悪戯好きな気質から
ぽかりと開いた口に指を入れたい衝動に駆られるも
理性で押しとどめ
かわりに優しく頭をぽんぽんと撫で)
ああ、成る程。
キラキラしたもの…。
貴方は綺麗なものが好きだものね。
暗闇を照らしてくれる灯りだとか
光を受けて輝く様なものが。
(納得したと頷き一つ、波の調べを奏でる海に視線を移す。
春の陽射し。総てを慈しむ様な光を浴び
幸福そうに揺れては煌めく平穏な海。)