(おもむろにスケッチブックに文字を書き出す)
『あ、こ、こんにちは。ここは学校の屋上みたいですね…教室は凄く賑やかですし、ここなら少し落ち着けるかなと思いまして…。
まだ昼休みですし、街の景色を眺めながらゆっくり時間を過ごしながら交流出来たらいいなって思ってます。』
………Σ一言余計なんだよッ! 上級生をからかうなって……ん、馬鹿は俺か? ちょっと待て! 誰が馬鹿だ!? 煙の方がどう考えてもかっこいいじゃねーかッ!? これ終わったら俺の肩揉めよな! この煙!
(馬鹿と煙は高いところが好き。そんな言葉が脳裏を過る。この状況なら間違いなく、煙は皇の方だろうと無意識に感じていた都築は、言い得て妙と言いたかったのだが、下級生の手前認めるのが悔しかったのか抵抗した。それで何も変わるわけではなかったのだが)
ん……? 昴、お前やけに生傷多いな。あれか、髭剃り負け……ってワケでもないな。
(ふと、首周りや手に視線を向ければ、小さな生傷がある事に気付く。そういえば、座っていた時、顔にも軽傷がチラホラとあったのを思い出しながら尋ねた)