(おもむろにスケッチブックに文字を書き出す)
『あ、こ、こんにちは。ここは学校の屋上みたいですね…教室は凄く賑やかですし、ここなら少し落ち着けるかなと思いまして…。
まだ昼休みですし、街の景色を眺めながらゆっくり時間を過ごしながら交流出来たらいいなって思ってます。』
や、やめい!!やめぬか!!(オリーブによって真っ赤になった顔を強制的に上げられてしまう)
人間の中に心の闇を背負っていると言う事は重々承知じゃとて!!
わらわもその心の闇と戦いながら前へ前へと進んでいる訳じゃ!!
わらわはわらわとして一人で戦う事を決意しておる!!
もちろん他人との協力も必要はあるが最終的に自身の心の闇と戦う時は一人なのじゃ!!
ゆえにそれまで養ってきた他の者達との協力が必要な訳じゃ!!
自らの闇と戦う時、その時は一人、しかし、その間でもわらわ達がつないできた絆と言う物がある!!
そうであるならば自ら心の闇と対峙した時にそれに負けぬ心が養われるのじゃ!!(恥ずかしのテンパりに加えて自身の本音と演技が入り混じった所為か語調が荒めになっている)
…お、落ち着くこう…腹式呼吸でゆっくりと息を吸いながら吐いて…(ゆっくりと目を閉じて静かに腹式呼吸でゆっくりと息を吸いながらゆっくりと息を吐き出して)
落ち着いたとて…何とか
(桜弥の言葉を聞いて少し考えながら)
天朔朝姫…?ふむぅ…
確か校舎裏で会った様な気がする
…少し険悪なムードになっていた様じゃが…トラブルを引き起こさないで欲しい物じゃな…
わ、わらわは…自分で心の闇と戦うとて…
協力は必要じゃが…これは自分自身の戦いじゃ…
わ、わらわは…自らの闇と戦う覚悟はあるが…それ以上踏み込む勇気は無いとて…
(みゆきにそんな返答をすると、また顔が赤くなった)