(おもむろにスケッチブックに文字を書き出す)
『あ、こ、こんにちは。ここは学校の屋上みたいですね…教室は凄く賑やかですし、ここなら少し落ち着けるかなと思いまして…。
まだ昼休みですし、街の景色を眺めながらゆっくり時間を過ごしながら交流出来たらいいなって思ってます。』
>カリンさん
しかも、感じた人とそうじゃない人がいるから、
よくわからないのよね……。
>小春さん
みんなの話を聞いてると、仮説を立てることが
出来なくはないけど……まだ結論を出すには尚早ね。
>斉田さん
まるで初めからいたように感じてた人と、
突然現れたように感じた人。
……おそらく、私が考えてることは斉田さんと同じよ。
>天衣さん
そうそう。
あの時はあなたたちが大所帯だったこともあって、
ちゃんと話せなかったからね。
>浅山さん
無事に終わったけど、
謎は残ったわね。
何も疑問に感じてない人もいるけれど。
>柏田さん
おそらくそのはずよ。
何人か式次第が始まってから入ってきてたし。
(でも、最初にクラス発表見た時も名前はなかったはず……私の見落としじゃなければ)
>津上さん
そのようね。
……って何にやついているのよ?
時が止まってる時に「声」を聞いたって話も聞くわね。
ネコの姿を見たとも。
>屋上共同体
最初に出てた屋上同盟……と思ったけど、
「屋上愛好会」なんてどうかしらね?
(携帯電話が鳴る)
……っとごめんなさい、急用が入ったわ。
入学式で起こったことについては、
後で私も調べてみようと思うわ。
「落神伝説」と合わせて、ね。
こんな興味深い事象、そうそうあるものじゃないわ(軽く口元を緩め)
それじゃあまたね、みんな。
(軽く手を振り、屋上を去る)