(おもむろにスケッチブックに文字を書き出す)
『あ、こ、こんにちは。ここは学校の屋上みたいですね…教室は凄く賑やかですし、ここなら少し落ち着けるかなと思いまして…。
まだ昼休みですし、街の景色を眺めながらゆっくり時間を過ごしながら交流出来たらいいなって思ってます。』
(スケッチブックを大切そうに抱えて現れ、昼寝をしている人たちを避けて辺りが見渡せる場所にぺたりと座って色鉛筆を取り出し)
……此処は、良い風が吹くから、少しは楽に描けるのかな…。
(大まかにラフを描き、少しずつ色を乗せていく。…しかし、辛うじて上手めに分類出来る、“小学生レベル”)
……春風に のせたい こころのうた
広がる ゆうあい(友愛・優愛・優藍・夕藍) 届いて欲しい
(子守唄のように素朴な歌声がややかすれて口ずさまれる…)