(おもむろにスケッチブックに文字を書き出す)
『あ、こ、こんにちは。ここは学校の屋上みたいですね…教室は凄く賑やかですし、ここなら少し落ち着けるかなと思いまして…。
まだ昼休みですし、街の景色を眺めながらゆっくり時間を過ごしながら交流出来たらいいなって思ってます。』
また……? ああ、女とさっきまで話してたのか。
津上……ねえ。ま、覚えておくが……
見てくれだけで女判断する色気づいた坊主に靡くつもりはねーんだ。
私を口説くなんざ千年早い。
(手を振る灯路に冷たい態度をとるが、ココアシガレットを口元まで運んで咥え)
(懐をごそごそと弄り始めると)
お前も暇なんだろ? ほれ、しばらく私に付き合えや。
(と、コレが駄賃と言わんがばかりに、懐からもう一つジャムパンを取り出し津上に向かって投げる)
ああ、自己紹介がまだだったか? 富山くじゃくだ、私のことは富山と呼ぶように。
(といって、自分もジャムパンの袋を開けて、食べ始め)