場所:Mahlzeitの一角
時刻:Mahlzeit定休日の夕暮れ時
状況:例の放火グループを叩きのめしてから数日後、事件も落ち着いて一息ついたといった所。
おお…店の中もなかなか。
こういったお店ってあんまり縁が無いんだよな…と。
(如月さんに気がついて一礼)
こんにちは、如月さん。
すまない今日が定休日だって知らなくて。親切なひとが開けてくれて助かったよ。
ええと…(名前を聞きそびれていたことを思い出し)君の仲間の方で間違いない、よね?
用件は2つかな。一つは君たちへのお礼。
うちの弟と妹を助けてくれてありがとう。俺1人じゃどうにもならなかったから、あいつらを無事に家に帰してくれてありがとう。
それで気持ちとしてつまらないもの…というか俺の手作りで申し訳ないけど、よかったらみんなで食べて欲しいかな。
ロールケーキでプレーンのと、ココアで中にバナナがはいったやつの2種類。
結構人数いるのかなぁって思って作ってきたけど、よく考えたらいっつもあんなにみんないっぱいいるわけじゃないのか…な?
まぁ、良かったら食べて欲しいし、あまったら持って帰ってくれて欲しいかな。
もう1つは……聞いた良いのかわからないけど、君たちのこと。
時間があればで構わないんだけど、君たちの集まり―Leidenschaft―っだったね?
いったいどうしてあの場にみんなが集まってああなったのかなって。
(少し考えて)
もちろん、あまり話すようなことじゃないっていうなら話さなくていいよ。
守秘義務とかそういうのがあるなら別にいいし。
ただ…俺自身は君たちに興味を抱いたんだ。
冷やかしや軽いノリなんかじゃなくて、そこにある知らない世界を知りたい、そう思ったんだ。