場所:Mahlzeitの一角
時刻:Mahlzeit定休日の夕暮れ時
状況:例の放火グループを叩きのめしてから数日後、事件も落ち着いて一息ついたといった所。
(どうやら厨房で新メニューの試作を行っていたらしい)
ハイ、七緒サン。一皿持ってくださいネ。
(賑やかになってきたところで七緒に料理の乗ったお皿を手渡しつつひょいと厨房からホールを覗いて)
…Gut(良し)、皆サン丁度良く集まって頂いてマスネ。
庚サンに買出しの留守番を頼んだ甲斐がありましタ。折角ですので皆サンにも食べて頂きましょう。
(先ほど渡した七緒のものと同じ料理が乗った皿を手に出てきて挨拶し、それからテーブルに置く)
Guten Tag...皆さんお揃いのようですネ。小腹が空いているのならこれをどうぞ
メニューに加えようと思いまして、皆様に試食をお願いしたいのデス
『フラムクーヘン』というドイツ料理デス。ドイツ風ピザとでもいいマショウカ。
フランスの国境に近いアルザス地方の郷土料理デス。
(小麦粉を練って発酵させずに薄く伸ばした生地に表面にサワークリームを塗り、玉ねぎ・ベーコンを乗せてオーブンでパリッと焼き上げたもの。一人一枚一口サイズ程度に切り分けられている)
…おや、貴方は…(鴻上に目を向け、それから何かを察し)
Ich freue mich, Sie kennen zu lernen(流暢なドイツ語ではじめまして、と挨拶)
此処のオーナーをやっている蓮宮ディートリッヒといいマス。
ここにいらっしゃるという事は貴方も「そう」なのですネ。どうぞよろしくお願いします。