黒い絵の具で塗りつぶしたかのような空には、数え切れないほどの星々がきらめいている。
そこにぽっかりと浮かぶ月は、静かに揺れる暗い海を、優しく照らす――そんな、とある夜の砂浜。
※雑談トピックです。ご自由にお話しください。
※時間帯は夜~夜明けあたりまで?
作品、工房、というとアレですか。何かの職人でもしてらしたんですかい?
貴方なら繊細な品物を造りそうだなァ、今度機会があればみせてもらいてェもんです。
貴方にも伴侶が?なら貴方の本ってヤツもきっと素敵でしょう。落ち着いた皮の表紙が似合いそうだ。
……ロ、ロマンス……、ロマンス!?
いや、その、あー、勘弁して頂けませんかねェ……。流石に素面でんなこと、小っ恥ずかしくてとてもとても……。
(照れ隠しに足元の波をばしゃりと蹴り上げ、皆口さんへと視線を移す)
了解、坊や。良い名前じゃねェか。……そういや俺も名乗ってなかったなァ、鹿黒だぜ。よろしく。
はは。まァ溺れてたら手ェくらいは合わせてやるよ。俺ァミイラ取りにゃあなりたくねェからなァ。
感傷は嫌いか。そうか。お前さんもいつか分かるかもしれねェけどな。
本当に大切な人でも失ってみねェと分かンねェかもしれねェが。浸る感傷がねェのは幸せだぜ?
……あァ?何だ坊や。そんな眺めて面白ェ顔でもねェだろ。
(木原さんに視線を向けてから、再び皆口さんへと戻し)