【シナリオジャンル】西部劇
【定員】15人
【参加受付】4/29 21:00 ~ 5/2 23:59(コメント3~17に先着順で参加表明、埋まり次第受付終了)
【相談&アクション受付】参加受付終了~5/10 23:59(受付期間に15人埋まらなかった場合は飛び込み参加可)
相談はコメントにて。アクションは鳳翔 皐月までメッセージ送付(プレイヤーの目的・意図50/キャラクターの目的・理由50/キャラクターの行動・手段500)
【リアクション公開予定】6月中くらいまでには書きあげたい
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旧き善きキネマへ
幕は上がり銀幕は物語を垂れ流す。映写機がカラカラと周り、35mmは記憶した映画を吐き流す。
風が吹き荒び、砂埃が舞い上がり、タンブルウィードが画面を横切った。ポンチョを羽織った男が通り過ぎ、テンガロンハットが上下に揺れる。静寂、沈黙、銃声。
旭光照りつく西部の名もなき町に、口笛が吹き、ドラムがリズムを刻み、口琴が間の抜けた音を吐き出しては、管楽器が哀愁の旋律を奏で、ハーモニカが復讐の調べを揚げる。
二人の悪徳保安官、ドン・サヴィオとセルジュ・バクスターの縄張り争いで荒廃したアメリカ=メキシコ国境にある小さな町に、銃を携え、あるいは志と身一つでやってきたのは誰だったか。大筋を残して脚本を忘れてしまった映画が、観客を吸い込み映画を綴らせる。群像劇が始まった。アクの濃い人物設定が、まるで煮詰めて凝縮されたような濃すぎる設定が一瞬の回想や淡々とした語りで流され、永遠に続くかのような溜めが何度も何度も繰り返され、手に汗握る決闘が、なんでもありの銃撃戦が、きっと彼方を飲み込むだろう。観客である彼方なら、観客がこの『Western』に求めているものが分かるはず。『Western』が好きで、彼方はこの劇場に来たのだろうから。
ここは映画の中。フツウとは壁で仕切られた場所。演じたい役に成りきり、食傷になるまで乱造され、飽きたなと思いつつ結局何度も見る羽目になるあのスパゲッティ・ウェスタンを思い出そう。二十一世紀から抜け出して、あの十九世紀に思いを馳せよう。
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▼ガイド詳細
http://rakkami.wiki.fc2.com/wiki/The%20Western
なるほど。ではそのように……>店員兼用心棒