ここは休み時間の教室で雑談所だ!
こっちはアクティブに話したい人向けで、ゆっくりもあるからゆっくりしたい人はそちらがお勧めかな?
妹……か。そういえば、以前姉のことを気にかけている花風姓の子がいたな……。まぁいいか。
そうだ、こんな話もあるぞ。
愛にはムラがある。厳密に言えばあらゆる感情に、だけどな。ほら、波があるとか言うだろ? だから、一時的に愛を見失っても焦ることは無い。本当に、愛しているなら、時間が経てばそれはまた見えるようになる。見えなくなったら……、それは残念だな、としか言えない。
厄介なのは間隔で、見えない時期がたった一分から一日と短い時もあれば何年も後にふいにまた見えるようになったりするときもある、という点だ。
お前が、もし愛を見失ったというのなら、またそれが見つけられることを祈っているよ。
残念ながら、俺は祈ることしか出来ん。
……俺は知らない。
一ついえるのは、光が届かない場所は暗いってことだけだ。光ってのがその人にとって何なのかは知らない。人によって違うんだろう。だからある人にとっては闇で、ある人にとっては光に満ちた場所になりうる。そういう意味では、誰にも闇から救い出すことは出来ない。だって、どこに連れて行けばその人にとって明るいのか、誰にも分からないからな。もし、いるとするなら、お前と同じ場所を闇と認識するものだが、それにしたって同じ場所が日向だとは限らん。
そしてもう一つ。"本当に"心地良いならそれは闇じゃない。もちろん、現実世界には日陰の方が日向より好きな奴もいるだろうが、今は精神的な話をしているからな。
誰かのいる場所が羨ましいなら、そいつに手を伸ばしてもらっても良いかもしれん。だが、それでもそこにはいけないぞ。"誰かの場所"に行きたければ、自分がそちらに手を伸ばさないと駄目だ。
少なくともただ単に事実を受け入れているだけなんだったら、その闇から抜け出すことは永遠に適わないだろうよ。
あ、それから、居場所は勝手に見つかるものじゃない。見つけるものだよ。