場所:シーサイドタウンのとあるレストランの個室
時刻:休日の昼飯時
状況:Leidenschaft結成から数日後。影寝子島という訓練場所も確保したメンバーは今後の事や、世間話などの為に再びこのレストランに集まった。今日はレストランのオーナーが気を利かせて貸切にしてくれたようだ
「もれいびが集まって訓練をしているらしい」という噂を聞きつけた者や、後から例のカードを持って店を訪れる者もいる。そういった者はオーナーが快く店に入れてくれる。
(新しく来た面々に小さくうなずいて、とりあえず席に着くように促しつつ)
そのカードの意味はそのままだ。もれいび同士は、何故か引かれ合う運命にあるらしい。
良くも悪くもな。
で、だ…目的だが
一つ、どうせ集まるならお互いを認識していたほうが良い。
二つ、自衛手段は自分で編み出す
三つ、その為には訓練する場所が必要だ。
そのカードに導かれてここに来たのも、その引かれ合う運命とやらのお陰だ。
……改めて、自己紹介しておこうか。
もれいびによるもれいびの為の組織、寝子島美食クラブ、帝王が右腕、NO.7…如月庚。
そして、ここはその下部組織「Leidenshaft」
ようこそ「もれいび」…とりあえずは、ここに足を運んでくれた事を歓迎するぜ。
(と、ここまでは台本台本通り。はぁ…とため息をつき)
…ま、ざっくばらんに言えば「ろっこんの訓練をしませんか?」っつー話だ。
碧川のような「成り立て」だか、それとも「未だ使い方を知らない奴」には丁度いいんじゃねぇか。
(オーライ?と各々に視線を移しつつ…店のオーナーを一瞥)
ああ、ついでにここに来たからには何か注文してやってくれ。折角貸し切りにしてくれたんだからな。