場所:シーサイドタウンのとあるレストランの個室
時刻:夕刻
状況:【帝王】岩国ソワカが島のそこらに、なんとなく目に付くところにバラ撒いた
『もれいびともれいびは引かれ合う。この言葉にピンと来た方はシーサイドタウンのとあるレストランを訪れなさい』
というメッセージが添えられたカード。カードを拾った貴方はそのレストランを訪ねる事となります。
ウェイターにカードを見せるや、個室に案内される…そこで待っていたのは…
(やべぇ、思ったより人集まってきてんじゃねーか。しかも知ってる顔もいるしどーすんだおい
と思ったが…改めて考えると自分が美食に入った時もこんなだったな…と、ふと思い出しそれから一呼吸、口を開き、話を切り出す)
あのカードを『見た上でここに来た』って事はここにいる全員は『もれいび』というわけだ。
俺は如月庚。
寝子島☆美食クラブ…聞いた事があるヤツもいるかもしれんが
まぁその明らかに怪しげな集まりに所属している。
更にはクラブの【帝王】の右腕をやらされてるわけなんだが
(こう切り出し、帝王の手筈通り要点を踏まえて以下の説明を始める)
・この集まりは美食クラブに関係している
・美食クラブは新たなもれいびを欲している
・この集まりはそのスカウト活動の一環である事
・そして、お互いを知り、ろっこんの使い道を模索し高みに登る事を目的としている事
(この集まりについてざっくばらんに説明を始めた上でこう付け加える)
まぁ、人によっちゃ面倒事である上に正義の秘密結社でもなんでもねぇし
更に言うなら、クラブの目的自体がろっこんや神魂、ひいては落神の謎を追いつつ
【帝王】が面白可笑しく寝子高を征服する事…なんだがな。
(赤羽に視線を向けて、申し訳なさそうに軽く頭を下げて)
つーわけでそこの正義に憧れてるお前
すまん、これむしろアッチ方面の秘密結社なんだわ。まぁ主食の一品ぐれぇ奢ってやるから許せ。
で、まぁ【帝王】の指令で俺はこうして、ここにいる『もれいび』達とテーブルを共にしているわけだ。
俺としちゃこの時点で帝王から課せられた【スカウト活動を行う】
という任務は完了している。
だから、こっからは先は、美食クラブ抜きにした…如月庚、俺自身の言葉だ。
落神がこの島に光臨し、俺達がもれいびとなり、そしてろっこんという力を手に入れた。
それにより、良くも悪くも日常の中から非日常が生まれた。
だが、同時に怪人セブンを始めとする『邪悪』な連中も出てきた。
もれいびがもれいびに襲われた時、対抗できる手段はおそらく『ろっこん』だけだ。
そういう自衛の手段や、自分の周りの大切なものを守るために、自身のろっこんを知り
使いこなせるようにする為、ここにいる連中で手を組むのも『あり』なんじゃねぇか、と思う。
現にもれいびである俺達はこうして集まった。
「もれいびともれいびは引かれ合う」
この集まりが、良い意味であるといい。以上だ。
このまま残るも、去るも好きにしてくれ。