そうともそうとも！！
我らは暑さに屈しないのだよ！！
真夏の日差しにも脱水症状にも負けず
雪降る部屋の中かまくらを作成するのだよ！！

ナイーブで仙台なのだね！！儚いのだね！！
しかし恋々ちゃんにその様なことは関係ないのだよ！！
やがて来る永遠の眠りのその日まで
全力こき使って差し上げるのだよ！！
(ホットミルクを受け取りこくこく飲む)

決戦は世界の最果てにある
誰もが恐れる山の頂上で行うのだよ！！
勝敗つかぬ試合の先には素晴らしき友情が芽生えるのだよ！！
(ホットミルクを飲み終え、再びパズルに向かい)

ピースの数が多いのは依頼者様々の信頼の証なのだよ！！
私には出来ない、しかし貴方ならば…！！
そんな心の声がひしひしと伝わってくるのだよ！！
縋るかの様なその期待に
我等が応えて差し上げましょうなのだよ！！
恋々ちゃんは期待に応える魔法美少女なのだよ！！
流石恋々ちゃん全世界の救世主…！！
(残りのピースを組み上げはじめる

頼もしいね、もうこのまま全部お任せしたいくらいだよ！
自然現象は仕方の無いことだけど、暑いのだけは許さないよ屈しないよだって暑いからね！
（くわえタバコの煙をふうとはき出し、からからと笑う）

生卵入れちゃうと、彼の断末魔とオレ達の阿鼻叫喚とヌカ婆の堪忍袋が爆発するので大オーケストラになっちゃうよ！？
そっとしておいてあげてね、彼は……そう、ナイーブなんだよ……。
（態とらしい神妙な顔をしたままホットミルクを手渡し）

恋々出くんとヌカ婆のバトルはそれはそれは見物だろうねえ。
オレはいいや、10kmほど離れてみてるね、応援してるよ。ふれふれー、だね。
（コーヒーを啜りながら再びミルクパズルに向き合い）
何だかんだで後一息っぽい？かなあ？
チクショウなんでこんなにピースの数多いかな！
（端のピースを額の中に置いていく）

気に入らぬものはねじ伏せ跳ね除け
そうして掴め我らが平和！！なのだよ！！
自然などには屈しないのだよ！！
とっちゃんと恋々ちゃんとが
手に手を取り合って進むのならば
向かうところは敵なしなのだよ！！

(レンジに顔を向け
全てをぬくもりで満たすものよ、
いい仕事をしたと恋々ちゃんが褒めてつかわすのだよ！！
その働きの褒美として今度冷え冷え生卵を
温もらせて差し上げるのだよ！！
雄叫びあげて喜ぶがよいのだよ！！

みそらんキックは威力ピカイチ
恋々ちゃんも手こずりなのだよ。
この恋々ちゃんを手こずらせるとは
もしや、みそらんこそが恋々ちゃんの
真に求める好敵手かもしれないのだよ…！！

白亜の地図よ！！
今こそ目覚めよ！！
汝の真の姿を取り戻すのだ！！
この恋々ちゃんが直々に
正き道へ導いてくれよう！！なのだよ！！
(チキンを頬張りながらピースを組み合わせる

そうだよー、今日も元気にゆきんこだよ。
暑いのは嫌いだからね、オレ。
それはもう激しく反抗するよ！
はっはっはー、高評価も期待出来るかな！

あったかミルクだね、ちょいと待っててよ。
オレは冷やすの得意だけれど温めるのはレンジさんにお任せしないとね。
そして！オレも！温かコーヒーで背徳感アップだ！（一緒にレンジに放り込んでチーン

だろ？
偶には真面目に働かないとさ、ヌカ婆ちゃんが怖いのなんのって。
凄いね、コレが得意って言える所が凄いね！
オレは大雑把な事とか身体動かす事とかは得意なんだけどなあ……。
……おお？
コレはいける……、いけるかもしれない……！
（チキンを頬張りながら、量産されたピースの塊を更に大きな塊に合体させ

ハローハロー！！
とっちゃんは今日もゆきんこなのだよ！！
夏の暑さへの溢れる反抗心なのだよ！！
恋々ちゃんは評価しちゃうのだよ！！

背徳的というと薔薇百合飛び交いのアレなのだね！！
罪悪感をスパイスに！！
より膨れ上がる熱情愛情！！
それに乗っかりここで恋々ちゃんはあえて
あったかなミルクをご所望するのだよ！！
恋々ちゃんちょー背徳的！！

およよ、お仕事とはそれはなんとも珍しいのだよ！！
レアシーンなのだよ！！
恋々ちゃんは真っ白パズル大得意なのだよ！！
やったこと無いけど大得意なのだよ！！
みらくるぴかれる美少女恋々ちゃんに
不可能な事などないのだよ！！
千里の道も一歩からなのだよ！！
(ピースを勘で適当に合わせて
二片、三片が組み合わさったものを量産し始める。

ん？（顔を上げた拍子に頭に積もった雪がばさばさ
おー、いらっしゃい！
今日も元気だねえ、元気なのは良いことだ！
あ、その辺滑って転ばないように気を付けてね？

ぎゃあ、鶏肉だ！
今いい感じに冷房効いてるからね、冷たい部屋で熱い物を食べる……背徳的でいいねえ……（新たな冷房（雪雲）を生産しながらきらきらしている
飲み物入れようか、珈琲か牛乳かどっちがいい？（冷蔵庫にご機嫌で向かい


これはねえ、さぼってるんじゃないよー。
我ながら珍しくちゃんと仕事してるんだよー。
こんなの仕事じゃなけりゃ見るのもイヤだね……（忌々しげに未完のパズルを一瞥し
恋々出くんは得意かい？こういうの。

ばーん！！
恋々ちゃんまじかるぴかれる大！！登！！場！！
(派手に扉をあけ事務所に入室。

聞いて驚け見てわめけ！！
とっちゃんの為に恋々ちゃんが
熱々チキンをお届けなのだよ！！
きゃー！！恋々ちゃんちょー優しい！！
(手にもった有名ファーストフード店の紙袋を両手で高々と掲げ)

およよん、とっちゃん一体何々しているのだよ？？
真っ白パズルでお仕事おサボりふりーだむなのだよ？？

ぐむむ、確かにオレは便利屋だけれどさ。
こういうのって自分で達成してなんぼじゃないのかな？
何だよ部屋に飾るって、こんなの飾ってもつまんなくないかな…
まー雪みたいでオレは好きだけどもさ、うむむ…コレは何処だろう…
（ぶちぶち言いながら、接着剤片手にミルクパズルをしている。まだくっつけてあるのは4隅だけのようだ）

はあ、あついとけるしぬ（自分の上に雪を降らせている