リサイクルショップ五所川原
家を改築して始めたこの店も今年で10年目……繁盛とはいえないが貯金も溜まったし、そろそろ2号店も考えるべきか
……なんてふざけたことを考えられる程度には今日の客の入りは少ない、まぁはいる時ははいってるから別に店の先行きを心配するレベルでもないんだが……むしろ困っているのは収入源になっている出張修理だ
あんまりにも家電の修理を依頼する年寄りが大いってんでカウンターが込んでしょうがなかったから自分から行くことにしたのだが……
どーも口コミで広がっていったのか年々依頼件数が増えている、嬉しい悲鳴である反面、店番が疎かになりがちだ、何せ一人だ、お袋も死んだばっかでこの家には俺一人、知り合いを頼れば見つかるかもしれんが接客業をさせるには難がありそうな奴しかこなさそうだし……
等と唸って数ヶ月、とうとう馴染みの客から
「最近店を閉めてることが多いね」
と、指摘を受けてしまった、これはいよいよ観念してアルバイトの勧誘を本格的に考えねばならんか
そうして手始めに今朝から入り口にアルバイト募集の張り紙を張ってみたんだが……まさか客の入りが少ないのもそれが原因か?
(長い上にうまくオチテナイ気もしますが、雑談トピックです、立替は店主の裁量でやります、今回はあるバイト関連ねたで始めてますがそれ無関係で店に遊びにきてくださって構いません、既知設定もご遠慮なく、いらっしゃいませ)
…成る程…。
…新品の本より…古本が、好き…。
…だから…手に入る、場所があるのは、嬉しい…♪
(手にもった本を愛おしげにぎゅっと抱きしめる
…!
(声がした方に顔を向け
…中古の、家具…。
…机…とか…?
(小首を傾げ