ある日の事（７月中旬）｜本田宗次探偵事務所

突然だが、俺は夏が嫌いだ
まずは気候、寒さと言うやつは着込めばしのげるが、暑さと言う奴はいくら脱いでも凌げない、クーラーばっかり使ってると電気代はかさむし、食べ物もすぐ腐る、喉が渇くからドリンク代も増える、暑いとろくなことが起きん
次に行事、暑さで開放的になったとか言う頭の茹った連中が何かしかの催しを始める、浮かれた連中に忍び寄って、お金を吸い取る蛆虫のようなろくでなしも沸く、そして単純にうるさくなる、仕事が増えるのはそう悪い話でもないが
そして最後に夏休みだ
夏休みになると時間を持て余した学生がどうしようもないことに手を出す、それの面倒をみなきゃならないような状況になることも決して少なくはない……まぁ俺も学生時代ヤンチャしてたからそういった連中を悪く言う筋合いはないのだが、やはり疲れる
まぁそれでも一年を通して何もなしでぶらぶらしてる時間のほうが割合的には多いので、日々頑張ってる社会人諸君の前ではこういったことをぼやくことはできんし、どの季節にもその季節ごとの面倒はつきもので、どの季節が訪れても俺はこういうことを考えて勝手に憂鬱になって勝手に忘れて、合いもかわらずのぶらぶらする生活を続けているわけだ
しかし、ぶらぶらする生活を維持するためにも色々奔走することが必要で、今日はそうした面倒ごとも片付いて少し時間があいたのでぐうたらすることにしたわけだが……
……どうせ呼んでもいない客が今日も来るんだろうな、と考えて、今日の俺も、ある程度心を引き締めることを忘れないようにするのだったとさ

（遅くなりまして飛んじゃいました７月上旬、多分上旬は何か事件とかあって忙しかったのでしょう、そういうことで、前置きは毎回違いますが、今回もいつもどおりのぐうたらタイムです、初見の方もいつもの方もよろしければお付き合いください）

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ジニー・劉

12: Re: ある日の事（７月中旬） 2014-02-27 / 09:57:40: あー……ほんというと男か女か微妙だけどな。カマかけてみたんだよ。あとは声か。野郎ならもっと太いだろ

よーねむる。眠り舎で会ったな。レディ・ロゼッタんとこでも顔合わせたっけ。
まあな、他人知ったる本田の事務所、どこに何があるかばっちりだぜ。目え瞑ってても歩ける。俺の読みが当たってりゃ机の上から三段目の引き出しにアレが入ってる筈だ。ほら、アレだよアレ

手元においとくとイイコトある……のか？（半信半疑で本田さんの手元の写真を見つめ）
ついでに一枚くれ。こちとら綱渡りの商売だからさ
目の保養って……やっぱムッツリだな、お前。たまにゃ生身の女とも遊べよ、干からびちまうぞ

へえ、本田にそんな過去があったとはな。結構な修羅場をくぐってんじゃねーか
その指もそっち絡みかよ？（手袋に顎をしゃくる）
女性恐怖症？……ンな大袈裟なもんじゃねえ、なんとなく苦手なだけだ。距離の取り方がわからねーっていうか……

ねむるだって男だ、気になる女の一人二人いても不思議じゃねえ。
そのへんどうなんだ？

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