わがまま、ですか……。
今までの短い人生の中でした覚えがないことですね。
わがまま、か……（どこかその言葉をじっくりと咀嚼するように）

”地元”ではそう多くの人がいませんし、まして同年代は限られていましたので……気を許せる人がいることが大切だと思うのです

あ、聞こえちまったか…。
常闇がそう言うなら、そういうことにしておくか…。

傍にいるって割と普通のことに思うけどな。
常闇は、謙虚すぎるというか…。
いまいちいい言葉がでてこない、が…。
俺としては、もう少し我儘でもいいと思うんだけどな。

あ、いえ……なんでも、ありませんよ

こうして傍にいてくれるだけでも嬉しいと思います

言い方が妙に…。
気になるが、知り合ったばっかりの俺が
ずかずかと踏みいるのも不味い、か…。
嫌な思いはさせたくないしなあ…。
(聞こえるかどうかの声量でいい

ま、この島にも警察はいるし
そういう人らが悪さをしても
そう酷いことにはならないだろうさ。

俺にできる事なら可能な限り力を貸すから
迷惑だとか細かいことは考えずに
何かあれば遠慮せず声をかけてくれよ？
別に強制しようってわけじゃないんだが
知り合いが困ってるときに何もしてやれんのは
俺としては中々辛いものがあるんだ。

それ以外の道がなくて、仕方なく悪に染まった人というのはいるでしょうしね……。
（どこか実感のあるような言い方で）
本当に仕方ないぐらいの存在はそう多くないでしょう
（……義姉なんか、案外最初からな気もしますが）




その際は期待していますよ（にこり）

根はいい人、とでもいうかな。
なんだかんだで気のいい人ばっかりだ。
最も、あの人らが悪事してる姿を
実際に見たわけじゃないから
こう言えてるのかもしれんけどな。

ああ。宜しく。
といっても、俺の得意分野なんて大したもんがないから
常闇に助けられてばかりになりそうな気はしてるな…。

完全ではない悪人、ですか……わかるような、わからないような。

なるほど、お互いの得意分野でフォローし合うというわけですね
わかりました。ではそうなったときはよろしくお願いします

ああいう場所は俺みたいな不良もたまりやすいしな。
だが、管理人さんの部屋に溜まってる人らは
不思議と完全な悪人って感じがしない。
悪人であることは確かなんだろうが。

常闇は身軽そうだからな。
ふむ…。
(悩んでいる様子をみて顎に手を当てて少し考え
じゃあ、常闇がなんとか出来そうなときは常闇が
俺がなんとか出来そうなときは俺が、ってことでどうだ？
助け合い、ってことでさ。

さあ……？

逆に言えば不可思議に対抗できる不可思議をもっている方も多くいることから……そういった怪異に最も対処可能な人がいるとも考えれますね
確かに……廃墟にそれらしい方もいるようですね。

（小さなつぶやきを聞かれて）
あ、いえ、その……こう、見えても私はその、……そ、そう、体を動かすのが得意なので。
あまり、殴ったりは、しないのですが……戦えますから（アセアセ）

そのお気持ちは嬉しいのですが……（どう答えたものか悩んで）

ろっこん…何なんだろうな。
これがお前達の使命だ！とか言ってくる奴がいれば
何かちょっと分かりそうな気もするが。

やっぱそういう奴もいるよな。
物騒な話だ。
そう聞くとこの島、平和な様でいて
実の所は本土より治安が悪いのかもしれんと思えてくる。
俺がたまに行く廃墟も、そういう奴らが溜まってる臭いからな…。
気をつけんと…。

(常闇の小さな声を聞き
ん、守ってくれるか。
はは、ありがとう。
常闇はホントいい子だな。
だが、俺としては俺が常闇を守る側でいたいもんだ。
男としての小さなプライド、ってやつだな。
(穏やかに笑って

ええ、精進します……
といっても何度かの試行錯誤の末に、なのでそれほど頭を使うようなことでは（苦笑）
まだろっこんというものがどのようなものか、さえ全貌が見えてない状況ですし。

確かに漫画のような世界ですが、それは一方でその力を悪用する存在もまたいるのも事実。
もしかしたら、こうしている間にも人が知らない場所で攻防があったりするかもしれませんね
幸いなことは、現状このろっこんというのは一般人が多い場所であると発動が困難だということでしょうか。
またこうした不可思議を狙った犯罪者もちらほら見かけるとの話ですし……気をつけてくださいね


（そして堀さんに聞こえるか聞こえないかの大きさで）
その時は、私が……守りますよ

ほー…。
じゃあ俺も気がつかないうちに
何かしら目覚めてたりすんのかね。
マジで漫画の世界だな…。
(チョコチップマフィンを頬張りつつ

常闇もか。
俺は頭が良く無いから、
研究とかそういったことは苦手なんだよな。
上手く使える様になるといいな。
応援する。

どんな能力を授かるかは運次第ですからね。
噂では本人にも気づかないところでろっこんに目覚めていた、なんてことがあるそうですが
……（もぐもぐ、と頼んだものを食べ）

私もつい先日、ろっこんと思しき特殊な力に目覚めましたね
流石に公にするようなものではないのですが……まだ研究といった感じです

というと、この島にそういう
妙な作用があるってことか…。
俺は、今の所必要とは思わないな。
はたから見てる分には面白いが
俺自身がそういう力をもったところで
使いこなせるかどうかわからんし。

っと、そうだよな。すまんすまん。
いやあ、なんか微笑ましくてさ。
人が喜ぶ姿をみるのはいいもんだ。

まあ、はい……対して気にしていませんが、そういうことにしておいてもらえると助かります
（苦笑）

ろっこんですか……まあ、人それぞれですね。
わかりやすいものから、どうしてこうなった、というものも……
どうも、この島にいるのであれば、ここ生まれであろうとなかろうと授かるようです
もしかしたら、堀さんも望めば授かるのかもしれませんね

美味しいものは確かに親しい人と食べるとより美味しく感じますね。
その……そう、じろじろみられますと恥ずかしいですよ（少し照れながら目線だけそらして）

そうか…苦労してたんだな。
余計なこと思い出させたみたいですまん。

この島はなかなか面白い。
ろっこん、だったか。
そういう力もってる奴も大勢いるみたいだ。
最初は目を疑ったが
漫画の世界にきたみたいでなんかいいよな。

美味いか、そりゃよかった。
笑うと結構年相応って感じだな。
いい笑顔だ。
誘った甲斐があったってもんだ。
(暖かい眼差しで見、穏やかに微笑み返し

やっぱ、美味いもんは一人で食うより
こうして誰かと食う方がいい。
より美味く感じる。
(ケーキをぱくつきながら

昔からの趣味……といえばそうですね。
それ以外に娯楽らしい娯楽が少なかった場所でしたから……。
娯楽らしい何かを見出すのが娯楽になってたようなものでした。

（どこか遠くを見る様子をうかべ、すぐに視線を戻し）

この島に来てからは真新しいことが沢山ありますね。
日々、退屈からは程遠い生活を送っていますよ

ん、……美味しいですね（ニッコリと　年相応の笑みをうかべて

静かで大人しい、いい子だなと思ってる。
言われてみれば、知り合って
そんなに時間たってないし
普段って言うのもおかしいか。

お、器用だな。
その糸随分年期入ってるが
昔からの趣味なのか？

むむむ……普段どのような印象を抱かれているのだか……、といっても普段というほどの付き合っているわけでもないでしょうけども。

何ができるかと……例えば……（懐から古ぼけた綾取り糸を取り出してはちゃちゃっと指をからめていき、するするといつのまにか東京タワーを作って）
こんなのができますよ

悪戯してるような感じだ。
落ち着かないのは確かだが
普段見ない反応が見られるのは中々面白い。

古風だなあ。
ああ、いや、馬鹿にしてるわけではないんだ。
気ぃ悪くしたならすまない。
山とか梯子とか作るんだったか。
たいして経験がないもんで
他に何が出来たか思い浮かばん…。