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【体育祭】七色のパン食い競争 黒猫組サイド
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【続・牛を愛でる者達(1)】
さて、トップグループが実際に搾乳を始めたそのあたりで、後続の中盤グループの生徒達もぞくぞくと牛さん達のもとに駆けつけます。
こちらはその白猫組の面々の様子――。
(とりあえず牛さんのご機嫌でもとってみようかしら)
達観しきったような表情で胸の内にそう呟いたのは
朝鳥 さゆる
さんでした。
じつは彼女もまた参加の意志がないにもかかわらず手違いで登録されてしまった飛び入り参加組の一人です。
「こんなところでまで搾乳されるなんて大変ね……」
などと語りかけつつ、牛さん頭を撫でてやり、ブラシもかけてあげます。
「どこの牧場から来たの?」
などと当たり障りのない会話(?)を適当に続け、頃合いと見たところで、さゆるさんも牛の乳に手を伸ばします。
(牛の相手なんて、北海道旅行のとき以来ね……)
乳絞りをしていると、ふと三年前に両親と家族三人で行った北海道旅行のことが頭をよぎりました。今はもう天国に逝ってしまったお父さんとお母さんとの最後の思い出が詰まった楽しい旅行。
そこでさゆるさんはお母さんに買ってもらってバニラのアイスクリームを食べたのでした。そのときのお母さんの声や表情をさゆるさんは今でも昨日のことのように思い出すことができます。
(さゆる、バニラアイスがあるわよ。北海道のアイスはミルクの風味が特徴的で――)
「…………」
さゆるさんはずきりとした胸の痛みを悟られぬようにわずかに顔を俯けました。
「…………?」
牛さんはそんなさゆるさんを見て、つぶらな瞳を瞬かせて小さく首を傾げます。
まるで自分を気遣うような表情を見せる牛さんに、さゆるさんも曇りがちだったその表情を微かにやわらげます。
「……痛いでしょうけど、もう少しだけ我慢してね」
ほんの少し儚げな笑みをたたえて、さゆるさんは黙々と乳搾り続けていきます。
「フジコちゃんセンセーに連れていかれたバイトがよもやこんなところで役に立つとはなー」
宇佐見 望月
くんはそのときの諸々の想い出を頭に浮かべて苦笑いしつつ、そのときに学んだ知識と経験を活かして牛さんにストレスのないようにコミュニケーションをはかっていました。
「ほら、餌の干し草だぞ~。あー、そういやあのときも牛に餌やりしてて、やり方がダイナミック過ぎるってみんなに笑われたっけ? お、出た出た♪」
懐かしい想い出に浸りながら、ゆっくりとバケツに乳を搾りとっていく望月くん。
と、そんな作業の中でも、彼はチラリと
八十八旗 信彦
くんの様子を確認することは忘れません。
(……チャラ彦のやつ、最近姪っ子にコナかけてるみたいだから俺様警戒してるんだよねー)
何か色々と誤解もあるようですが、彼の姪っ子さんへの愛は本物です。
(ふふ、みてろよチャラ彦……)
ニタリ、と策士の笑みを浮かべて、望月くんは頭の中で次の作戦のイメージを固めます。
「ミルクを出してください!」
単刀直入に牛さんにそうお願いをしたのは
久良木 優菜
さん。
しかし、牛さんはつぶらな瞳で彼女を見つめ、小さく首を傾げるばかり。
(困りました……。さっきのサンマさんたちの印象が凄すぎて、牛さんまでサンマさんに見えてきました……!)
なんだかこころなしか牛さんから生臭い匂いがしてくるような気もします。
お嬢様の優菜さんには家畜とはいえ、獣の匂いがカルチャーショックだったのかもしれません。
(あんまり可愛くないです。これを愛でるのはツラいです……。……そ、そうだっ!)
そこで、優菜さんはハッとある作戦を閃きます。
「ウシさん、ミルク出してください! 報酬は出しますので(コソ」
買収です。
優菜さん、ちょっと黒い作戦に出ました。
「こらこら、学校に余計なお金は持ち込んじゃいけないんだぜぇ?」
「牛さんにも、俺達にも、中の人なんていないんだぜぇ?」
刹那、どこからともなく湧いてくるサンマさんの群れ。
「いーやー!? わ、わかったから、近寄らないでください! な、生臭いです!」
涙目になって、優菜さんはやむなく正攻法で牛さんの乳搾りに挑戦します。
「しかし、サンマさんはともかく牛まで用意するなんて流石だねぇ」
腕組みしてうんうんと頷いたのは
晴海 飛鳥
さん。
「やっぱり行事事は、やりすぎなぐらいじゃないと盛り上がらないもんね」
と、嬉しそうに呟いて、意気揚々と牛さんのもとへ向かいます。
じつは学校をサボった日に勝手に出場登録されていた飛鳥さん。
順応力が高いのか、状況を前向きに楽しんでいるようです。
「けっこうコツがいるらしいね、搾乳って……。まさか学校でやることになるとは思わなかったけどさ」
言いながら、慈しむように牛さんにコミュニケーションをはかり、心を通わせていく飛鳥さん。
(……そろそろいけるかな?)
きらり、と頃合いを見計らい、飛鳥さんは一気に牛さんから乳を搾ります。
一方、
八十八旗 信彦
くんは、
(乳牛だってレディであることには違いない。俺はレディを外見で差別しない!)
自らの信条を貫き通さんと心の中で勢い込みつつ、不要なストレスを与えないように斜め前方からゆっくりと紳士的微笑をたたえて牛さんに接近していきます。
「やあ、美しくつぶらな瞳をお持ちのお嬢さん。今日は俺のためにこんなところまで来てくれてありがとう」
白い歯を見せて、爽やかに微笑みつつ、信彦くんは牛さんにそっと干し草を差し出します。
牛さんはそんな信彦くんを不思議そうな顔をして数秒見つめたのち、「モー」と小さく鳴いて草を食べ始めます。
(よし、今のうちに搾乳を開始しよう)
信彦くんはすぐさまバケツを牛さんの下に置いて乳搾りを始めます。
もちろん乳を搾っている間もボディタッチ(頭をなでなで)や、トーク(会話)は欠かしません。
「いい毛並みだね。白と黒のツートンカラーがとてもキュートだよ」
ホスト部仕込みのケアの行き届いたコミュニケーションで、信彦くんはバケツを牛乳で満たしていきます。
「牛さん可愛いな~! あたし頑張るから、たくさん美味しい牛乳出してね♪」
牛さんの愛らしさに瞳を輝かせるのは
鴇波 羽衣
さん。
人懐っこい彼女の性格が幸いしているのか、牛さんはほとんど警戒する様子もなく彼女の接近を許します。
「おー、よしよし。可愛いね~」
羽衣さんは牛さんの頭を撫でたり、優しく声をかけたりしながら互いの距離を近づけていきます。
(うん。なんだかだいぶ仲良くなれた気がしてきたよっ♪)
羽衣さんは心と心が触れあった感覚を頼りにそっと牛さんのお乳に手を伸ばします。
最初はおそるおそる、
(結構、力を入れても良さげ、かな?)
少し慣れてくるとやや力を入れて。
順調に乳搾りを進めていき、やがて、
「よし、溜まった! ありがとー、牛さんっ♪」
バケツ一杯に牛乳を溜めると、牛さんにぎゅっと抱きついてお礼を言って、そのままサンマさん達の待つパンの場所へと急ぎます。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月25日
参加申し込みの期限
2015年01月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年01月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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