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LIQUID -Star Chronicle- 月の雫編
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【ストーリークエスト『月の雫』(13)】
氷礫の連射をブラフに、銀精が陰より斬り込む。
「おおっと」
怜悧な刃はたしかにガラナスを鋭く裂いたが、彼の動きを止めるにはいたらない。傷を負うも意に介さず、再生力に任せるまま銃剣を振るい撃ち放す。
「ははっ。いいねえ、戦いってのはこうでなくちゃな!」
軽口もろとも斬り裂くように、凛風の桜雨が円形の軌跡を描く。
「ま、おたくらときたらマジなベテラン冒険者。こちとらアムリタールのゲタ履いてやっとこ、って程度の凡人だからねえ。そこんとこは少々、申し訳なく思うよ。つき合わせちゃってさ、ははは」
「よく口のまわる男だ」
一合、二合、切り結ぶ。その間隙に銃火と魔法が目まぐるしく交錯する。
どれほどの時間をそうしているだろう。研ぎ澄まされ、一撃、また次の一撃と追究するうち、没頭してゆく。英傑と稀代の剣豪、ふたりを相手取りこうまでしのいでみせるガラナスの手腕力量は、彼の浮ついた言葉に反して本物だ。凛風も彼との剣戟を楽しむ節はあったし、ポラリスとてその性質を理解してもいた。
そう、理解に及ぶ。死なずの身体、老いず疲れず、永劫に戦い続けられる理想の兵士。彼の行く末に、悠遠を生きるポラリスと凛風だからこそ、思いいたるのだ。
「永いいのち、なんて……むなしいだけ」
「ほう? そうかい?」
ポラリスを狙う銃弾を氷盾が砕けて阻む。ガラナスはポラリスが氷盾の数を増やしていくのを許容せず、逐一隙を縫って銃口を向けてくる。
「いいじゃないか! 尽きぬ闘争、おびただしい敵へ挑む絶望、生き残り敵を下した時の快感、そんなものを永久的に味わえるんだぜ。願ってもないことだよ、おれにはさ」
ぐるりと回転しつつ斬撃、銃火、斬撃。銃撃を二発、下からすくい上げるようにして振るう刃が凛風の頬を薄く裂いた。紙一重だった。
「停滞するばかりじゃない、戦うたび、おれも研ぎ澄まされていくのを感じるよ。なんの取柄もねえおれだが、ははっ。百年、千年も戦えば、あんたたちを越えるかもしれんぜ?」
「そうかもしれないね。けれどその時、きみは悟るだろう」
銃弾を弾き踏み込む。肉薄、ガラナスの返しの刃を柄で受け止めそらすと、刃先を真っすぐに心臓へ突き立てる。
「ぐ、っ」
「感情の薄れを。刹那の楽しみを見出せなくなった自分を」
「……そんな、こと……」
「自由とはほど遠い、孤独の牢獄にきみはとらわれる。時の流れが遡ることはない、当然のことだろう? 時はきみからなにもかもを、少しずつ奪ってゆく。取り戻せはしないよ」
ガラナスの蹴りが凛風の胸元を打ち、衝撃に刃は引き抜かれる。ガラナスは血を吐き捨てながらに、銃剣のシリンダーを開き弾を装填してゆく。指先は少しばかり、震えて見えた。
「はは……この鮮烈な痛みが、いつしか色あせてゆくというのかい。心臓を貫かれる、この愛おしい痛みが……?」
「僕たちを見るといい。運が良かった、結局のところ、ただのそれだけだ」
「私は、凛風と出会えた。私と同じ時を生きてくれる、たったひとりの、たいせつなひと……そんなひとと出会えるのは、どれだけ稀有なことか。わからない……?」
英傑として、仲間たちを時代の空白に置き去りにしながら、永いながい時を生きてきたポラリス。
樹齢数千とも言われる桜の精霊であり、ともに生きる伴侶など望むべくもなかった凛風。
広いリキッド大陸にあって、ふたりの出会いは奇跡に等しいものであったはずだ。
「心許せる誰かの存在もなく、何百年、何千年と疲弊せず生きられるほど、われわれの心は強くないよ。きみとて、同じ……」
「ははは。うるさいな、ピーチクパーチクとさあ!」
嵐のような乱撃が吹き荒れる。凛風の腕に腿にと浅くはない一筋が刻まれ、ポラリスの肩口には銃弾が食い込んだ。
「アムリタールの恩恵はおれだけのものだ、ああそうさ! どこの誰とだって、共有なんてしやしねえ。アムトロジーの腹黒ジジイどもにも、取るに足らない雑魚ヤロウどもにもな! 戦いの昂揚も、血のニオイも、敗北の絶望も勝利の絶頂も、全部……おれのもんだ!!」
「……結局、そうなるんだね」
氷盾が旋回し、銀精が切り込む。奥の手、<評決の災星>を最大火力にて放つには氷盾の生成が間に合わず、ポラリスはすぐさま手段を変じていた。
「心配は痛みいるよ、けれど余計な世話ってものさ。おれはおれの道を行く、永劫に闘争を、そうだな。飽きるまでは楽しむとするさ」
「それは……無理。凛風!」
「ああ」
呼び声にも構わずガラナスは瞬時に距離を詰め、ポラリスへ刃を……と、
「……あ?」
鋭利なはずのそれは、重たく凍り付いていた。おかげで後衛のポラリスでもかろうじて杖を掲げ防ぐ隙を見出すことができた。大技の発動を見送り、凛風と剣の軌跡へ隠すように氷礫を放ち、徐々に徐々にと凍結させていたのだ。
全て、凛風の一閃を敵の懐へ届かせるため。
「<神・桜花爛漫>」
凛風の姿は刹那に失せ、地を蹴り空を蹴り、まとう神気は赤黒く染まり、交錯、その瞬間に渾身を叩き込む。
決して不可逆であるはずの時が、静止したかのように思われた。
「……ああ」
直後に、ガラナスの身は直立するままに、彼はふたりを仰ぎ見ると、
「ま、仕方ない。一生分を楽しんだと思うことにするさ……なあ、おふたりさん。頼むから決して、気を利かせたりしないでくれよ。たとえば墓に入れたり、埋葬したりしないでくれ。分かるだろう? おれはここで在るがまま、永遠を……」
そうしてするりと滑らかに首は落ち、地を転げて動かなくなった。男は最後まで笑んでいた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年12月29日
参加申し込みの期限
2026年01月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2026年01月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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