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紅葉の願い
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◆紅葉、宿、温泉
気が付いたら
椎井 莉鳥
は見知らぬ場所に飛ばされていた。
だがそれ以上に驚いたのは、いっしょに
中倉 琉歌
もいたことだ。
「先輩じゃないですか! こんなところでいったい何を?」
「何を、と聞かれても困るわ」
この状況に対して琉歌はいつもと変わらない。
(相変わらず飄々としてる……)
莉鳥は突然の事態にも焦りを見せない彼女を眺める。去年の秋、最後の記録会を直前にして突然彼女の人生に現れたのが琉歌だ。それからハロウィン、寝子祭と何度か絡む機会があり――そして、2月27日。誕生日の日に不意打ちにキスされた。
そんな予想できない、自分の本心を掴ませない彼女は、ここでも健在だ。
だんだん気持ちが落ち着いてくると周囲の様子も見えてくる。あちらこちらから白煙がたなびいて、硫黄の匂いも漂っている。
(なるほど、温泉街ね。それに……)
莉鳥の目の前をあやかしたちが通り過ぎていく。ここが寝子島ではないのは明らかだった。
「あやかしの温泉郷……女性向けライトノベルでそんな話があったんですよ。私も好きだからあのシリーズ読んでるんですけど」
あやかしたちを恐れることもなく、琉歌は普段と同じように振舞っている。なんだか彼女を見ていたら、莉鳥から不安な気持ちが消えていく。街のなかへ2人で歩を進めると、鬼の呼子に出会った。
「おや、人間のお客さんかい」
一応警戒する莉鳥と無邪気に返事をする琉歌。鬼はそんな2人に満面の笑みを浮かべながら、遠くを指差す。そこには見事に色づいた大樹があった。
「絵馬に願いを書いて掲げると、叶うと言われてるよ」
鬼は語りながら絵馬を2人に渡してきた。
「先輩、折角だし行ってみましょうよ」
「そうね」
鬼に見送られながら向かった先では、葉が美しく赤く色づいていた。遠くからでも綺麗だったが、間近でみるとそのスケールの大きさと美しさに見上げてしまう。
「椎井先輩、立て板ってあれじゃないですか?」
琉歌に先導されるまま立て板の前まで移動する。思い出したように絵馬を取り出すと、琉歌に急かされる。
莉鳥が絵馬を手渡すと、琉歌はすぐさま何か書いたようだ。莉鳥は何を書くか考えている。
(特に思いつかない……)
これといって閃かなかったので、とりあえず『運が上向くように』とお願いした。
琉歌の絵馬には『いつか私にだけ名前で呼ばせてくれますように』と書かれている。莉鳥は自分の名前が嫌いだ。だから基本的に苗字で呼ばせている。これは琉歌も例外ではない。
(叶うかどうかなんて分からない。でも……そんな日がいつか来ると信じたい)
大樹から帰ってきた2人は、先ほど絵馬をくれた鬼と再会した。間近で見た感想を話すと、鬼は大層嬉しそうに笑った。そのままおすすめの宿に案内される。絡新婦の女将が営む老舗の宿屋で人気の場所らしい。
(お金持ってないけど……)
そんな不安がよぎるが、泊めてもらえることになった。なんだか落ち着かないけれど、旅館の庭も紅葉で赤づいていて美しい。その景色を眺めていたら、だんだん穏やかな気持ちになってくる。
気分も落ち着いたところで、ふたりで温泉に入った。
莉鳥は普通の風呂で済ませるつもりだったが、琉歌に引っ張られる形で他の風呂も入った。溶岩風呂は思ったよりも熱くなかったが、琉歌は耐え切れず一旦普通の風呂へ戻った。その後は雪女の水風呂、スライムのつるつる風呂と進み、最後はサウナで締めた。
「おもしろいお風呂がいっぱいでしたね」
まるでアトラクションを堪能したように琉歌が言う。莉鳥は予定とは違ったものの楽しかったので小さく頷いた。
そして宿で晩御飯。
琉歌はお稲荷様のきつねうどん。ジューシーなおあげに、天ぷらも乗っている。一方莉鳥は豆腐小僧の麻婆豆腐だった。
(見た目からして無理なんですけど……)
そんな琉歌の気持ちなど知る由もない莉鳥は、それをぺろりと平らげた。さらにデザートとして小豆洗いのおしるこも完食した。
(……侮れない)
琉歌はそんな彼女の様子を見て、ますます惹かれるのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
星織遥
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
恋愛
神話・伝説
NPC交流
定員
5人
参加キャラクター数
4人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年11月15日
参加申し込みの期限
2025年11月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年11月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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