this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム /
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
月は見ていた
<< もどる
1
2
3
4
つぎへ >>
梓 智依子
は、ふと夜半に目覚めた。
窓から差し込む月の光へ近づく智依子に、月が語りかけた。
昔……
あなたはいつも学校からスタジオへ向かい、熱心にダンスのレッスンをしていたわね。
私は窓から時々覗いていたものよ。
あれは透き通った空気の中、私の光が一番輝く冬の夜。
いつもより遅くまでレッスンして、帰りが遅くなったあなたは、その人の車に乗って家路についた。
あなたの瞳は少女だけができる、熱っぽい恋する目だったわね。
だから、自宅ではなくそのままコーチの部屋に寄ったことを不思議には思わなかったわ。
あなたと彼の様子を見ていれば何が起きるか見当はついたわ。
だから私は一部始終を見てはいない。
泣き声は聞こえなかったから、自分の意志で初めてを彼に捧げたのでしょうね。
それきり二人は出てこなかったので、気になってちょっとだけ窓から覗いてみたわ。
彼の腕の中で、あなたが目を開いた。
愛する人と結ばれたことの喜びでいっぱいな、幸せな表情だったわ。
私はこれから起こることを想像して、せめてこの一夜の思い出が幸せなものであり続けることを祈った。
それからだいぶ経った春の日、私はまたあなたの嬉しそうな姿を見たわ。
産婦人科から出てきたあなたが、愛おしそうにお腹を撫でているのを見た。
誇らしげで、幸せの絶頂という様子で。
正直私はため息をつきそうになったわ。
こんな時大抵の男たちがどうするかを知っていたから。
案の定、あなたの悲しい顔を見る日々が続いた。
ダンスのレッスンに通うこともなくなり、家からは両親の怒りの声が聞こえたわ。
それでもあなたのお腹は日に日に膨らんでいったから、私はあなたの決意を知り応援していたの。
「幸せそうでよかったわ。とても可愛いお嬢さんね」
窓から差し込む月の光が、寝息を立てる楓の顔を照らしていた。
月の言葉に、戸惑いながらも頷いた智依子の中で新たな迷いが生じていた。
(もし楓が成長して、「パパはどこ?」って聞いてきたら? 私は何と答えたらいい?)
恐る恐る尋ねる。
「お月様……彼は今、どこなの?」
と。
月は少し考える風に黙っていた。
「遠くで……」
風に乗って消えた答えを聞き、智依子は悟る。
聞いたところで、誰にとっても幸せにはならないのだ。
「そう……わかったわ」
月は微笑むと、雲の中へ消えていった。
<< もどる
1
2
3
4
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
月は見ていた
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
4人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年10月24日
参加申し込みの期限
2025年10月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年10月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!