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バイオロイドの歴史は古い。少なくとも人類が星の海へと漕ぎ出した折、彼らを歓迎した異星の人々の傍らにその姿はあった。地球を遠き母星と呼ぶようになった今、彼らは人類の生活にもまた密接に携わっている。
「修君、航行ルートは合ってる?」
「今のところ許容範囲だ。しかし太陽風が強くて集光セイルが過熱気味だな。しばらく畳んでおこう」
「分かった、よろしくね」
宇宙へと進出した人類の中でも、天の川銀河における異星間連邦にて先ごろ十六大貴族の一つに名を連ねた七夜家の長女たる
あおい
に仕えるバイオロイド、
八神 修
もまたその一端を担う。有機素体、パーツ、造顔デザインに模擬人格形成、構成する全てがオーダーメイドであり価格をつけるなら天文学的な数字が羅列されるだろう。星の一つや二つさえ買える程の価値をその身に宿し、バイオロイドの最高品質を示すプロメネ・クチュールを冠する存在、それが修だった。
「! 後方より識別不明の船団が接近中。恐らく海賊だろう」
「また? も~、懲りないんだから!」
宇宙に二つとないブルー・ブルー・フローレス・ダイヤモンドよりも高価な義体を欲し、当然のことながら不届き者が襲来することも少なくなかった。母艦からは無数の無人機が飛び立ち熱線でこちらを狙う。修はすぐさま宇宙船を旋回させると武装管制を起動し、デゾリューション・アクセルガンを叩き込む。
迫る数機が機体を分断され弾け飛ぶも後続は引きも切らない。反転してミサイルの誘導を振り切りながら反撃し、更に数機を宇宙の藻屑と変えた。ボディのみならず頭脳までも超一級品の修が狙えば、逃れ得る敵など皆無だ。
「そこまで! ワープで引き離すよ、追跡妨害素子を射出して!」
「しかし、いいのか? ここで全滅させておかなくて。時を置けばまた力を蓄えて戻ってくるぞ。俺のためにあおいの身を危険にさらすことは、俺の本意ではない……」
「いいの! 修君に手を汚してほしくないもの。私は殺し屋じゃなくて、探索者になりたいんだから!」
いつものやりとりを経て修は追跡妨害素子を濃度6で散布しつつワープドライブを起動する。宇宙船は直後、星の海を容易く飛び越えた。
旅の目的は明快だ。あおいが星獣(スターズ)を得て、探索者となること。星海を泳ぐ脆弱な人類を保護し、助力し、失われた七十八の原理法則を修復させんがため宇宙の意思が送り込んだ特異生命体。それがスターズであると言われている。彼らの助力あって初めて探索者は宇宙の深淵に潜む謎へと挑む資格を得ることになろう。スターズなくば宇宙とはあまりにも過酷にして苛烈、人類にとって死の世界とさほど代わりはないのだ。
「ふ~、振り切ったね。お疲れさま、修君!」
「いや……わけもないことさ」
「さっすが、頼りになる~」
スターズと絆を結ぶにはそれぞれ、提示される試練へ挑まねばならない。誰しも軽くこなしてしまえるものもあれば人類未踏の果てなき旅路へ誘われるものもあった。
「……なぁ、あおい。どうしてそこまで、探索者になりたいんだ。君には約束された未来もあるだろう。家へ戻れば何不自由無い安寧の日々も戻るだろう。だというのに、何故?」
ここまで旅を続けてきて、初めて尋ねた修の問いは、あるいは自我の萌芽に等しきものだっただろうか。あおいは柔らかく笑った。
「自由のため。堅苦しくて息苦しいのは嫌いなの。それに私はね、修君にもそうあってほしい。対等であってほしいから」
有能が過ぎるバイオロイドもあおいの微笑みに含まれた意味は測り切れない。貴族としての暮らしには重圧もあろうがそれも定めだ。逃れられるものだろうか。
しかし相反する意思も修の頭脳には宿る。彼女の望みを叶えたいと願う……バイオロイドとしての制約がその発露を阻むとしても。
(俺には……言えない。伝えられない。それを許可されてはいないから)
想いが膨らむ程に人ではない自身を自覚する。呪いにも似た感情が湧き上がる。作られた存在たる己を卑下したくなる。
(俺は、しかし、君を)
「えっ……修君、あそこ! 見て、あの光……!」
だからこそ宙域へ滲むように現れ、次第に増して明滅し始めた輝きが、修の目には明るい希望のように映った。
「あれは……スターズなのか?」
「滑らかな流線形。オーロラみたいな光のヒレ……母星の南国の海に泳いでるっていう、熱帯魚みたい。宇宙を自由に泳いで、なんて綺麗……あっ、行っちゃう! 追いかけて、修君!」
「認められたくば追いついてみろ、というところか? 望むところだ」
あれに追いつけば、理解できるだろうか。そうなれば、叶うだろうか。修はオーロラを追いかける。その先に自分と主の穏やかにして平等なる願いの結実が待つのだと信じながら。
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あとがき
担当マスター:
網 透介
ファンレターはマスターページから!
網です。
宇宙ポ○モンでした。何だそれ。
ちょっとネタに困っていたところ、新作発売の報を目にして突発的にシナリオを作りました。
実のところかのシリーズにはあまり触れたことがありませんが、長く人を惹きつけるものがあることは伝わってきます。
ありがたいことに「続編希望」とのお言葉をいただき、検討したく思っております。
またいずれお目にかかった時には、どうぞよろしく。
それではまた次回に。
網でした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
網 透介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
NPC交流
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年09月26日
参加申し込みの期限
2025年10月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年10月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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