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夏山のハプニング
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「毎日体育館でボールを追いかけてばかりじゃ、息が詰まるでしょ?」
女子バスケ部の先輩にそう声をかけられて、1年生の
羽生 碧南
は頷いていた。
それは、木天蓼大学体育学部の希望者を集めて行われる夏山キャンプへの勧誘だった。
(洋二さんも一緒だったらなあ)
正直そう思うけれど、あいにく恋人の
鷹取 洋二
は芸術学部。
ゆうべニャインで話すと、「気をつけて」と言ってくれた。
帰ったらお土産話をたくさんしよう、と思っている。
体力はあるし、幸い天気に恵まれた……と思っていたが。
「なんか、曇ってきましたね……」
そして急に冷たい風も吹いてきた、と思ったら急に大粒の雨が降り出した。
山の天気はあっさりと変わる。
「嘘……!」
曇天を引き裂くように雷が轟き稲妻が走る。
「キャンプ場につきさえすれば……」
リュックからポンチョを取り出しかぶりながら、一行は山道を急いだが。
急に前を歩いていたグループが立ち止まった。
「え? どうすんの?」
「マジ?」
と困惑の声が上がり、何事かと人の隙間から前を覗くと。
「え……」
前方の峡谷には、道がなかった。
キャンプ場へ向かう吊り橋のロープが切れていて──橋は見事に落ちていた。
「え、これ、どうするんですか?」
同行している先輩に尋ねると。
「キャンプ場へはこの吊り橋が一番の近道だけど、別のルートもあることはあるわ」
「よかった、それなら……」
ほっとした碧南だったが。
「ただそのルートは前人未踏の獣道のような凄まじいルートで……去年行ったんだけど、吊り橋を渡るよりも相当時間がかかるわ」
「……そうなんですね」
大げさな表現であってほしい。
しかし先輩の表情からして、かなり過酷なコースであるようだ。
前方で相談していたリーダー役の先輩が声を上げた。
「見ての通り吊り橋は使えない。そこで、我々には二つの選択肢がある。よく考えて挙手してほしい」
提示された選択肢は、
「別ルートでキャンプ場へ行く」「諦めて引き返す」の二つだった。
(なんか乙女ゲームの選択肢みたい……セーブできたらいいのに)
ついそんなことを考えてしまう乙女ゲーム好きの碧南。
しかし現実にはセーブもロードもない。
「別ルートでキャンプ場へ行く」
圧倒的多数がこちらに手を挙げた。
碧南もその一人である。
ここまで来たら引き返すのも癪だし、それなら思い切って行ってしまおう、というなんというか開き直りのようなヤケクソのような、もうその場のノリだ。
(すさまじいと言っても、去年先輩が行ってるわけだし)
体育科ばかりの集まりだし、皆似たようなことを考えていたのかもしれない。
二時間後。
嵐で髪をグチャグチャに振り乱しながら道なき道を進む碧南は、先輩に尋ねた。
「……なんで去年はこっちの道だったんですか?」
「スパルタな先輩がいて……体と根性を鍛えるにはこっちの道がいいって主張したらしいの。でも多数の脱落者が出て……」
「……そうなんですね」
息も絶え絶えの中そんな会話を交わしながら、碧南たちは進む。
「もう歩けません、先に行って……」
そんな声も聞こえてきた。
「あきらめるな! ここで夜になったら、クマが出るぞ!」
そして永遠とも思える行軍の後。
「明かりだ!」
ついにキャンプ場へ着いたのは午後7時前。
「まさに冒険そのものだったわ……」
ボロボロになった碧南が安堵の息を吐く。
体力が残っていた者たちの結束が大いに高まったのは、ケガの功名と言えるだろうか。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
冒険
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
2人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年09月04日
参加申し込みの期限
2025年09月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年09月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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