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「そうだ、ゼリーサイダー」
パズルや短冊に気を取られて忘れていた。
というより、何か予感があったのかもしれない。
ゼリーを一口食べた理紗子の脳裏に浮かぶ顔。
「お姉ちゃん……」
途端に思い出がよみがえった。
今は亡き姉、紗智子。
二十七歳で急性くも膜下出血で亡くなった大好きな姉だ。
胸の奥がはっとなる。
視界が涙で霞んでくる。
理紗子の言葉を、真瞭は理解する。
(亡くなった紗智子さんのことだ)
優秀な長男と長女に比較されつづけ、理紗子が家に居場所のなかったことを真瞭は聞かされていた。
(りさちんは本当に紗智子さんのことを慕っていた。りさちんの唯一の味方だった紗智子さん。私にもよくしてくださった)
涙をこぼす理紗子のもとへ、短冊……に似たあやかしが飛んできて、声を発する。
「会いたい人がいるんでしょ」
「えっ?」
「ついてきて」
ふわふわと飛ぶ短冊に誘われて、二人は天の川へ向かった。
「えっ、川の向こうに……お姉ちゃん!?」
川の向こう岸に、紺色の地に朝顔が華やかに咲いた浴衣を着た女性がいた。
黙ってこちらに微笑みを向けている。
それは亡くなった紗智子の姿だった。
(うそ……本当に、本当に……)
「お姉ちゃん!」
理紗子は叫んだ。
そのまま川の中に踏み込もうとするのを、真瞭が引き留める。
「待って、りさちん!」
声をかけられ、理紗子は我に返る。
(冷たい……)
川は深く、冷たかった。
さらに川幅が広くて渡れそうにない。
「どうしよう……」
「りさちん、落ち着いて」
周囲を見回した真瞭が小船を見つけた。
天の川を小船で渡り──その先に、紗智子はいた。
「お姉ちゃん……」
理紗子は口元を手で押さえながら泣き崩れる。
それを見た真瞭ももらい泣きしてしまった。
けれどすぐに頬を伝う涙をぬぐい。
「紗智子さん」
と呼びかけた。
「理紗子、真瞭ちゃん……久しぶりね」
紗智子は、あの時と全く変わらない微笑みを浮かべていた。
たまりかねて理紗子が飛びつく。
「相変わらず泣き虫ね……元気そうでよかったわ」
まるで時間なんて流れていないみたいに、死んだことなんて嘘だったみたいに。
紗智子は優しく理紗子を抱きしめ、頭をなでるのだった。
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あとがき
担当マスター:
天村花海
ファンレターはマスターページから!
ご参加ありがとうございました。
まるで理紗子さんと真瞭さんのために用意されたシナリオのようになりました。
運命だったのかもしれません。
楽しんでいただけたならいいのですが。
紗智子さんはこれからも理紗子さんと真瞭さんを見守ってくれることでしょう。
それでは、またご縁がありましたらリアクションでお会いするのを楽しみにしております。
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担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
2人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年08月09日
参加申し込みの期限
2025年08月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年08月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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