this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
木天蓼大学の日常 ~ある一般教養の講義風景~
<< もどる
1
2
3
4
5
【後ろの方では……?】
(【寝子島独特の文化と風習】か……面白い議題だね)
そう考えつつ、一番後ろに陣取っているのは
斑鳩 遙
だ。
(この席なら全体がよく見渡せる……。居眠りしてる者、携帯をいじっている者、真面目にノートをとっている者。千差万別で面白い、人間観察がはかどる)
一部は騒がしいが、そこら辺は遙にとっては些細な問題でしかない。
前方の騒ぎを収めて、教室内を回っている神谷教授を呼び止める。
「教授」
「なんでしょうか?」
丁寧に接する神谷教授に、遙は質問する。
「寝子島の猫のルーツをご存じですか?」
「……この講義の関連であるならば、いくつか説があります」
唐突な質問。
が、神谷教授とっては、いつものことだ。
「寝子島には何故こんなに猫が多いのか、前々から気になっていまして……、第二次大戦の実験動物として飼われていたウサギが野生化、繁殖した島もあるそうですが、それと似た経緯があるのではと考えました」
すらすらと自分の意見を述べる遙。
「そう言った生物学的なルーツは、当然考えられるでしょう」
対し、神谷教授は手早く切り返していく。
「ですが、一概にそうとも言えません。猫が多い理由はそうだと単純に見た場合そう言った事も関連して考えられますが、それだと昔の文献に猫が多く出てきたことや、一部では神格化されたような扱いがあり、奈良県で言うような鹿の神格化と同種のパターンがあるかもしれません」
といっても、あくまで文献上のことでそれが事実かどうかも曖昧ですがと、神谷教授は笑う。
いくつかのやりとりをして、神谷教授は別の卓へと回っていった。
(気づいていて、見逃してくれていたのか? それとも……)
明らかに学部生ではない遙であったが……。
先ほどの前の事とは違い、神谷教授はあまり気にしてないようだった。
そう言って、遙は立ち上がる。
理工学部へと向かうためだ。
「おっと、失礼」
「いえ」
軽く、出るときに近くに居た男子に荷物をぶつけてしまう。
軽いやりとりとともに、遙は外に出た。
「……あの人、頭良さそうだったな」
その近くに居た生徒とは、
市橋 奏楽
である。
板書を写したノートを元に、小論文を完成させようとしていた。
奏楽は、自分の時間の確保のためにこういった講義を取っているが、だからといってノートを取るのを怠ったりはしない。
(今日の講義の教授の話は、寝子島武士の由来についてだったが、さて……ここは俺らしく、音楽関係の文化や風習に触れてみたい)
そう言って、改めて見返す。
『……寝子島独特の文化として、音楽がある。寝子島に伝わる落神伝説……。神様に世界を救うよう願い、島の人々は色々な事を試したという。その中の一つに音楽があった。人々は願いを歌に乗せて、神様に祈ったという』
(うん、こんな感じかな)
書きつつも考えをまとめていく。
『……この風習は現在、島内では多くはないが見つけることが出来る。何らかの儀式やコミュニケーションに音楽的な要素が使われたという可能性は十分にある』
真実かどうかはこの際重要ではない。
が、こうだったら面白いなという部分が多い。
奏楽は、こうして小論文を完成させた。
……まだ、少しだけ時間があるようだが。
(提出して授業を終えたら、学食へランチに行こう……。ランチを食べたら、弟にメールをしよう)
すでに思考は、休み時間の使い方へと移っていったのであった。
【授業が終わって】
開は、いそいそと食堂へと向かっていた。
お楽しみであるお弁当を食べるためだ。
授業はすでに終わっており、講義室からは人の波がさまざまな場所へと向かっている。
「やあ、氷華さんと……遅刻さん? 知り合いなのかい?」
湊弥が氷華に聞く。
「いや、どうだったか……」
首をかしげる氷華に陽波は言う。
「たまに授業一緒になるんだ」
「そうだったんだ」
頷く湊弥。
「せっかくだ。学食に行って一緒にお昼を食べないか?」
その氷華の提案に二人は賛成であった。
遙は、理工学部の研究室へ冷やかしがてら顔を出す。
すれ違う若者の笑い声や、サークルの部室から流れる音楽に耳を傾け昔を思い出す。
遙には、寝子島キャンパスができる前、本土の木天蓼大に通っていた頃、気の合う友人がいた。
その友人の死について神谷教授に聞きにきたが、収穫はなかった。
残念そうに、遙は自分の場所へと帰っていくのであった。
足早にカフェテリアに行くものも居れば、たこ焼きを買いに走るものも居る。
友人たちとランチを食べたり、講義が終わって自分のやることやバイトに精を出すものも居る。
開は、一瞬だけ立ち止まるように大学を見上げた。
ただ、それだけであったが、何となく快晴の空はどこまでも高いなという印象を受けたのであった。
おわり
<< もどる
1
2
3
4
5
このページにイラストを設定する
あとがき
担当マスター:
じんの
ファンレターはマスターページから!
ようやく終わりました
申し訳ない、時間がかかりすぎました
年開けたらHDDがクラッシュしたり、復帰させたらOSがダウンしたり
長い戦いでした……
何とかできましたので、楽しんでいただけたらと思います
大学の授業シナリオもそうですが、そう言ったシナリオがまた出てくるといいですね
お疲れ様でした!
↑ページトップに戻る
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
木天蓼大学の日常 ~ある一般教養の講義風景~
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
じんの
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
神話・伝説
定員
20人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月21日
参加申し込みの期限
2013年12月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!