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\ オーバータイム!/
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葬儀屋がいろんな世界線に居る!
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★この島の日常はこのごろいい感じ
神社が荒れている。
緋埜 伊吹
は、賽銭箱の落ち葉を払って、少し、綺麗にする。
葬儀屋もそれに習うように雑巾で丁寧に柱をぬぐっていく。
「……本当に声が聞こえるのか? そもそも落神の好物が何なのかが分からない」
「にゃは! それはいろいろ試してみないと♪」
「試しがいがありますねー……とはいえ、手持ちの用意は麩菓子しかないんですよね」
置いてみて気に入ってくれるかな? 首をかしげながら置いてみる。……ちなみに、反応はない。
「……むむ……」
「い、いつか当たりを引いてみたい……」
「ま、こういうこともあるよ! 次いってみよーう!」
響 タルト
は笑顔のまま、渋い顔をする伊吹と葬儀屋を引っ張っていく。
さて、この三人がこのようにして散策しているのは、葬儀屋が観光案内を頼み込んだからである。
すでに葬儀屋視点ではお馴染み、かつ仲良しという認識の伊吹とタルトの組み合わせは好ましく、どこに行くにも楽しそうにしていた。
大の大人がこれほどまでに楽しそうにしているのもので、だから年下である二人も無邪気に楽しんでもいいのだろう。
タルトは楽しそうに、伊吹も表情が柔らかい。
次にたどり着いたのは、寝子島イリュージョンランド。
「廃墟マニアにはたまらない……遊園地の跡地だよ!」
「うわー!? よく私が廃墟マニアだと知ってましたね!?」
「……初耳だぞ、それ」
目を輝かせる葬儀屋は写真をパシャパシャと撮っている。本当にマニアらしく、デジタルカメラの中には多数の廃墟が保存されていた。
「敷地の持ち主さんの許可は、もちろんちゃーんともらって撮影してますよ」
「廃墟ひとつ撮るのも大変なんだな……」
しげしげと伊吹はそれを見ている。タルトもふむふむ、と頷いて、それからこほん、と咳払いした。
「えー、この寝子島イリュージョンランド。たまにイベントが開かれたりもするんだ! あとは、古いから気をつけなきゃだけど、ミラーメイズは入れまーす!」
覗いてみる? お化けが出るって噂もあるけど! と笑って見せるタルトに、興味深そうに伊吹はあたりを見回す。
「廃墟でイベントをするのか? ……少し興味が湧いた。案内してほしい」
ではではー……と歩いていくと、寒気がしてくる。霊界でよく感じる、あのヒヤリとした感覚……。
「私ってなんか、引き寄せやすい体質なんでしょうか……」
「かもしれないねー……下がってて!」
「……俺も……!」
獣人に転ずると、タルトは悪さをする霊魂に威嚇し、その爪で攻撃する。
「お守りでも持ってくるんでした……常々、役立たずですみません」
「……そんなこと、ない……!」
伊吹も前に出て炎を奮う。そのさまに、ただの人間だと思っていたのだろう、たちまちたまらないといった風に霊魂は逃げて行った。
「……緋埜さん、喉」
「伊吹くん、無理しないでね? ……よし、二人とも、そして僕も大丈夫。無事で良かった~」
少し咎めるような葬儀屋の口調に、思わずあ、と声が出る。
「……すまない。自分を優先することがどうにも難しいんだ」
「怒ってるわけじゃないんですよ。ただ心配なんです。少しずつ、慣れていきましょうね」
そう声をかけられて、慣れる、か、そう伊吹はこぼした。
さて、三人は廃墟の中を進んでいく。葬儀屋曰く『趣のある場所』で、撮影中の葬儀屋を見ながら伊吹が姿勢を楽にしながら二人に問いかけた。
「……相談があるんだ」
「うん?」
「なーに?」
二人は当たり前のように聞く姿勢で居る。伊吹はそれを内心ありがたく思いながら、と続けた。
「……今、母親と二人で、島の外に住んでいるんだが、一人で島で暮らすべきか、母親について来てもらうべきか、考えている」
――母親は俺のことを嫌っている。俺を見ると怯えたような顔をしている。できるだけ顔を見せないようにマスクもするようになった。……離れた方が母さんのためなんだろうか……。
「なるほど……つかず離れず、ってのはどう?」
……僕も弟に嫌われてるから、という言葉を、タルトは飲み込んで。
「私としては……お話をするのが一番かと」
「……話、か……」
「怯えたような顔をしている、と申し上げましたね? では……本人の口から本当に嫌っている、と言われたのですか?」
「それは……」
「対話をしなければ、事態は好転しません。個人の意見ではありますが――私としては、今一度、膝を突き合わせてお話するべきかと。離れるかどうかはそのあとの決断がよろしいと存じます」
対話なくして相互理解はありませんから、そう締めくくった。
「……」
どうするべきかは伊吹次第だ、タルトと葬儀屋は、このごろいい感じの日々を過ごしながら、ちょっとした悩みにつまづき、またつまづく誰かを見ている。
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あとがき
担当マスター:
tk
ファンレターはマスターページから!
この度はご参加ありがとうございました!
いろんな世界線で楽しんでいただければと存じます。
また是非、葬儀屋と遊んでくださいませ!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
tk
前回シナリオ
葬儀屋はいつだって迷子
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
冒険
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
4人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年11月10日
参加申し込みの期限
2024年11月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年11月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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