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雨の降る街の雨雲蜘蛛
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灰色の雲からこぼれ落ちる雨粒を傘で受けながら、
椎井 莉鳥
は自宅近くの道を歩いていた。
「こんな日に限って……」
どうしても行かなくてはならない用事があり、雨の中出てきた。しかし、予想よりもずっと雨足が強い。周囲の景色は雨のせいで霞んでいて、濃霧のようになっていた。
人の気配や喧騒が聞こえなくなってきたような。
表通りに出たところで、足を止めた。
見渡す限り、建物という建物は全て青色の水玉模様に彩られている。地面や壁、塀すらも水玉模様だ。
妙な景色、雨音しか聞こえない静かな世界。胸騒ぎを覚えた。
「ねぇ、おねーさん」
自分を呼ぶ声がしたので、振り返るとレインコートの女の子がいた。
あとはその子から一方的に事情を話され、雨雲蜘蛛を倒す手伝いをすることに。どうやらそうしないとこの妙な空間から出られそうにないそう。
女の子に促されるままレインコートを着て、傘を手にその雨雲蜘蛛とやらを倒しに行くことにした。
「こっちの方?」
はい、もうすぐです。私もバックアップするので、よろしくお願いします!」
莉鳥は、ふうっと息を吐いた。
「こちらも早く戻りたいから、頑張るわ」
傘の柄を握る手に力を込めると、傘全体が淡く輝いている。
(扱いやすい武器ね)
魔力的な力が湧いてくるような気がする。
(さっさと終わらせて、用事を済ませないと)
たどり着いたのは街の噴水広場のような場所だった。雨の中、噴水は止まっていて、その噴水オブジェの上にもこもこの楕円形の雲が居座っている。
「い、いました! あれです!!」
女の子の声に反応してか、その雲から複数の足が生えてきた。黄色の目玉がきらりと光る。雨雲蜘蛛だ。
「広場に結界を張ります!」
女の子の姿が消えて、広い範囲に白いベールが張り巡らせた。説明を聞いていた結界というやつだ。この広い水玉の街で逃げられたら面倒とのこと。
雨雲蜘蛛はすぐに莉鳥を視界に入れて、
「!!」
いきなりうねる水流を放ってきた。
莉鳥は傘を広げて、それを受け止める。
「! 重い」
水流攻撃の威力はかなりの重量だ。
(まともに受けちゃ行けないやつね)
莉鳥は、すっと息を吐いて、
「一度、離れるわ」
水流を横に交わして後方へ受け流し、バックステップを踏んで、素早く跳躍した。
(すごい)
脚力と浮力が最大限に働いたのか、莉鳥の体はあっという間に近くの民家の屋根に着地。淡く光るレインコートがふわりと舞った。
雨雲蜘蛛は莉鳥に向かって、無数の球体、水玉を飛ばしてくる。
莉鳥はくるりと傘を片手で回し、飛んできた水玉を片っ端から撃ち落としていく。
「無駄よ、見切れてる。いけ!!」
一瞬の隙をついて莉鳥が雨雲蜘蛛に放った攻撃は、水の球体が凍りついた「氷」だった。勢いよく飛んだそれは雨雲蜘蛛の目玉周辺を貫通した。
「きゅおおおおん」
妙な鳴き声、かなり怯ませることは出来た。
莉鳥は広場に飛び降りて、悶えている雨雲蜘蛛にさらに氷の礫を撃ちまくる。
「ぐ……ぐおおおんっ」
「きいてそうね」
しかし、
「!」
莉鳥が一瞬油断した隙に、雨雲蜘蛛からカウンターの流水が飛んできた。
「っ!」
傘を開く暇はない。どうにか横へ回避。
そして、
(悪いけど、一気に決める)
体勢を立て直した莉鳥は傘に力を込めた。
「これで終わりよ」
莉鳥が傘を開いた瞬間、冷気が雨雲蜘蛛に直撃。
「ぐお、ぐおおお!?」
雨雲蜘蛛の体は徐々に氷に包まれていき、やがて氷のオブジェが広場に出現した。
「やりました! 凄いです!」
女の子が駆け寄ってくる。
「これで、大丈夫なの?」
「はい! ありがとうございます。ずっと氷の中に閉じ込めておけるように封印します」
「これで帰れるのよね」
「はい。異世界への扉が開きます」
そう言われた瞬間、いつの間にか、雨音は消えていて、景色はいつもの寝子島。
「……戻って、来た? わっ」
「あっ」
と、誰かと背中合わせでぶつかってしまった。
「ごめんなさい。よそ見してました」
「大丈夫。こっちもごめんなさい」
莉鳥と
スピカ・フォーツ
は顔を見合わせながら目を瞬かせ、
「じゃあ」
「うん」
お互い会釈して別れた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
高城ヒト
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
2人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年05月25日
参加申し込みの期限
2024年06月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年06月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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