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ガジェットレビュワーズ
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彼はパンダと名乗った。パンダ。何がパンダかと問えば、名前が
笹川 帆太
(ぱんだ)と言うらしい。
すごいセンスだ。
綾辻 綾花
は思わず目をぱちくりとさせた。
早川 珪
が尋ねる。
「ええと。ガジェットレビュー? そういう企画の動画ということかな」
「そうなんです~。良かったらですね、こちらの商品を使ってみていただけると嬉しいんですけど」
「……今もこれ、撮ってるの?」
「撮ってますよ~」
顔を見あわせる。珪はカメラを向けられるのにあまり慣れていないらしく、珍しく緊張して見えた。
「どうする? 綾辻さん」
帆太の動画をいくつか見せられたが、確かに面白い。撮影や編集、トークの才能もあるようで、Mewtuberとして一定の視聴者数も持っているようだ。
試してほしいというガジェットは二つ。一つは電動アシスト機能付き自転車、もう一つは昨今流行のマッサージガンというやつらしい。ふむ、と綾花はしばし思案した後に言う。
「珪先生、図書室でいつも座って作業をしてますから、大変ですよね」
「ああ、そうだね。たまにストレッチをして体を解したりしてるけど、それでも肩や腰が痛むことがあるよ。……なんだかおじさんっぽいかな」
そんな反応が何だか可愛らしく思えてしまい、くすりと綾花は笑んだ。
「じゃあこのマッサージガン、『YURERUZE』というのを試してみたいです」
「おおーありがとう! 忖度のない、正直なレビューをお願いしまーす!」
そんなわけで二人は、ガジェットレビュー動画の撮影に取り組むこととなった。
帆太がさっそくカメラを回し始め、緊張の面持ちを浮かべる珪の隣で、綾花も少しばかり肩を強張らせつつも、微笑みを浮かべる。
「それじゃ……珪先生。試してみましょうか」
「そ、そうだね。うん。どうやって使うのかな?」
綾花がガジェットを手にとる。
マッサージガンは、主に身体を酷使するアスリートや美容に関心を抱く若者などを中心に広がりを見せている、最新のマッサージ機器だ。先端部のパワフルな振動が凝り固まった筋肉をほぐし、疲労回復にも役立つ。従来のマッサージ機器と比べ、文字どおり銃器のような持ちやすい形状で、取り回しが利くのも特徴だ。
交代で試すこととする。まずは綾花が、珪の肩の凝りなどほぐしてみる。
「スイッチ入れて、と。わ! けっこう振動が強めですね。一番弱いレベルからいきますね」
「うん、それでお願いするよ」
どんな機器もそうだが、使い方を誤ると逆に健康被害をもたらしかねない。少し様子見で、振動を弱めてから先端を珪の肩へと押し当てる。
「おおっ。これは……!」
「だ、大丈夫ですか? 珪先生」
「うん、気持ちいいよ。確かに凝りがほぐれる感じがある」
「ほんとですか、良かった。それじゃ、こっちにも」
「おお……いいね。うん。すごくいい」
心地良さそうに振動へ身を任せる珪。寝子島高校での司書教諭としての仕事がことさら激務というわけでもないだろうが、頑張りすぎてしまう生真面目な彼だから、疲れは溜まっているに違いない。
ついつい念入りに、がっつりマッサージガンを押し当ててしまった。
「あ、連続で同じ部位に当てるのは、3分から5分くらいまでがいいって書いてますね」
「なるほど。ああ、でもずいぶんラクになったよ、ありがとう。それじゃ、交代しようか」
綾花も肩が凝るという。何がとは言わないが、重たいものをお持ちなのだから無理もない……などと、口に出さないまでも珪や撮影している帆太は思い至ったらしく、少々顔を赤らめたりしている。
珪は自分の時とは違うアタッチメントも試してみよう、映像としても映えるだろうと言い、先端を二又に分かれたアタッチメントへと交換した。
「それじゃ、行くよ」
「はい、お願いします!」
ややあって、綾花の肩へ先端が押し付けられる。
「あっ♪ こ、これは気持ちいいですね……!」
「強さはこれで大丈夫?」
「は、はい、あっ。ちょうどいいです、あっ! これ、気持ちいあっ! あっ♪」
たいそう気持ち良さそうな綾花。はいいのだが、血色よくほんのりと上気した綾花は何だか妙な色気を発し、やけにインビな動画になってしまったような気がしなくもない。それに揺れている。何がとは言わないが景気よく揺れている。
「はぁー、気持ち良かったです! ありがとうございます、珪先生」
「う、うん。それはよかった……うん」
総括は二人で並んで、綾花が語ることにした。
「使ってみるととても気持ち良くて、凝ってるところをピンポイントで刺激してくれるので、効いてるのが分かります。すごく身体が楽になりました! できれば背中にも届くように、少し長めのアタッチメントがあるといいかもしれません」
にっこり。綾花の渾身の笑みとやや引きつった珪の苦笑いをもって、動画は締めくくられた。
後日、帆太のMewtubeチャンネルにてレビュー動画は公開となった。
視聴者数やチャンネル登録数は大いに伸び、帆太に感謝され綾花は手ごたえを感じたが、彼女の動画が多くの視聴者に拡散されることに、珪は複雑な表情を浮かべたという。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
網 透介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
4人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年02月01日
参加申し込みの期限
2023年02月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年02月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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