this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
ネコンビ物語
<< もどる
1
2
3
●三者三様の思い
羽生 碧南
、
浅見 柚乃
、
霧生 愛
は部活を終えて帰路に着いていた。3人は桜花寮暮らしなので必然的に帰り道は一緒になる。
「さすがに10月ともなると日が暮れるのも早いねー」
碧南はつとめて明るい声で言った。しかし2人からの反応は無かった。
(……重たい。空気がどんよりとしている)
それもそのはず。柚乃と愛が冷戦状態で無言を貫いているからだ。話は数時間前、部活のときまで遡る。
柚乃は今日の練習はやることなすことミス連発で最悪だった。
真面目にやっているだけに、やるせなさがこみあげてくる。そんな時に愛から嫌味を言われ、それに柚乃も嫌味で返した。この嫌味の応酬は殴り合いにならなかったのが不思議なほどで、碧南も2人を止めるのに労力を費やした。
その場はなんとか収まったものの、柚乃は練習後も悶々としていた。頭の中はあの夏に起こった偶発的な出来事でいっぱいだった。
(私は碧南先輩のことが好きで……愛していて……。でも、先輩には好きな人がいて……諦めればいいのかもしれないけど、そんなことできるわけもないから苦しんでいて……)
シャワーを浴び、帰り支度をしている間もそんな思考がぐるぐる巡る。足早に更衣室を後にした柚乃を、愛は眺めていた。2人は仲がよくない。だから嫌味の応酬を繰り返してしまう。だが愛のほうにも思うことはあった。
(浅見先輩が碧南先輩に叶わぬ恋をしているのはわかる。最初から勝負の見えた恋で、傷つくのが明白なのに、なぜそんな恋に執着するのか……)
そういう苛立ちを嫌味という形でぶつけてしまう。しかし柚乃も言われたら言い返すタイプなので、愛が受けるダメージも決して小さくない。
(勘弁してよ……)
そして帰路に着いた愛は、帰る先が同じである碧南と柚乃に合流してしまい、現在に至る。3人の間に漂う重い空気が払拭される気配はなく、むしろその濃さを増していく。
(しかし、どうしたものか)
碧南もこの2人の仲が悪いことは分かっている。しかし部活内の空気が毎度悪くなるのには困っていた。さすがに練習中に足の引っ張り合いをしないだけまだいいが、休憩時間でさえ嫌味の応酬をするのはやめてほしいと思っている。
(間に入って毎回宥める私の身にもなってよ……)
碧南は小さくため息を吐いた。とはいえ、彼女にもこうなった心当たりはある。けれども今の自分にできることはあまりに限られていた。堂々巡りを続ける思考を遮ったのは空腹感だった。
(なんか、急に小腹が空いた……部活後だからかな)
寮まで我慢しようか迷ったが、どうももちそうにない。するとすぐ近くにネコンビがあることに気づいた。この気まずい空気を少しでも変えるきっかけにもなると思い、碧南は腕をあげてそこを指さした。
「ちょっと寄ってかない?」
2人がその指さす先、ネコンビを見ると無言で頷いた。
「いらっしゃいませ~」
店員の元気な声に迎えられる。3人の雰囲気とは対照的な明るい声だった。
碧南は醤油とんこつラーメンと高菜おにぎり、それにペットボトルのお茶をカゴに入れる。柚乃はミートソースドリアとコールスローサラダ。愛はカレーとネコチキとネコロッケ、それとグリーンサラダにミネラルウォーターを選んだ。
それぞれ会計を済ませると店内のイートインコーナーに移動する。
「いただきます」
そう言って食べ始めた3人。
しかし会話は弾まない。それどころか無言のまま各々が買ったものを口に運ぶだけ。碧南のお腹は満たされていくが、空気は一向に改善されない。
(流石にずっとこのままってわけには……)
碧南は箸を置いて、いちど深呼吸をする。そして意を決して、こう切り出した。
「柚乃、愛。ここ最近おかしいよ」
真顔で放たれた低い声から事態の重さを感じ取れた。碧南は柚乃と愛の間に何があったか等を尋ねるが、2人とも明確な回答をしない。
(先輩自身、どこか戸惑ってる感じ……でもどうやって説明すれば……)
(何が原因でこじれまくっているのか話そうか……いや、さすがにやめておこう)
柚乃にも愛にも思うところはあった。けれど口にはしなかった。結局、碧南ははっきりしたことを2人から聞くことは出来ず、部活の雰囲気に関わるという注意に留まった。
「そ、そういえばこの前」
柚乃は気まずさを隠すように当たり障りのない雑談を始めた。碧南と愛もその話題に適当な相槌を打つ。3人とも、無言で居続けるのがどうにも耐えられそうになかったから。
買ったものを食べ終わると3人は無言でネコンビを後にした。
<< もどる
1
2
3
このページにイラストを設定する
あとがき
担当マスター:
星織遥
ファンレターはマスターページから!
この度は、シナリオへのご参加ありがとうございました!
コンビニは季節限定品やホットスナックなど、
色々なものが揃っていて助かります。
そんなコンビニで過ごす皆さんの日常は様々で、
執筆していて楽しかったです。
改めて、この度はありがとうございました!
↑ページトップに戻る
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
ネコンビ物語
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
星織遥
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
恋愛
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年10月19日
参加申し込みの期限
2022年10月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年10月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!