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こどもキャンプへようこそ!
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佐藤 プリンス 雄太
はキャンプ場の奥を流れる小川のそばにいた。周りには子供達が集まって、年上のお兄さんお姉さん、付添の保護者やボランティアなどが囲んでいる。
これから始まる魚のつかみ取りのルール説明を聞いているところなのだが。
「それじゃ、さっき決めたグループになってねー」
キャンプ場へついてすぐ、くじで大人一人、子供3人のグループを決めたのだ。
「はい、こっちね」
手を振っているのは
三毛谷 道哉
。ボランティアだそうだ。
グループメンバーが顔を合わせる。
「よろしくな!」
雄太が元気よく挨拶をすると、
「よろしくッス!」
古尾 桐子
が同じくらい元気に応える。
「よろしく」
森篠 奏子
も言って、メンバーが顔を合わせた。
「魚のつかみ取りのルールは聞いたね? 転ばないように、足元に気をつけてね」
三人は顔を見合せ、浅い川の中へと、足を踏み入れた。
道哉は腕を組んで、うんうんと頷く。
「ルールは最低限で良いのさ」
その代わり、しっかり見守らなければ。
「冷たーいっ」
奏子がきゅっと体を縮ませる。
「めちゃ暑いのに、氷水みたいっス!」
「汗引いたねー」
盛り上がる女子二人。
雄太は緩やかな流れの川の中に立って、水面を見つめる。
「よーし、動くなよー」
このまま飛び込んで鷲掴みにすれば、確実に捕まえられる。勝利を確信した雄太だったが、
「あ」
ターゲットの横に別の魚が現れたのだ。
「やるしかないな!」
この近さなら2匹同時も夢ではない。そっと体勢を低くしていき、そして、
「どりゃあっっ!」
ばっしゃーん! と大きな水音がして、浅い川に飛び込んだものの、魚は左右に分かれて、すうっと泳いで行ってしまった。
「うひゃぁ、やっぱ冷たいっス〜。あはっはは」
近くにいた桐子が大笑いしている。
「くぅ〜、失敗か」
「惜しかったね!」
奏子に声をかけられ、雄太は苦笑い。
(次は上手くやるぞ!)
何しろ、桐子、奏子をはじめ、女子も多いのだ。良いところを見せたいものである。
「二兎追う者は一兎も得ずじゃないか」
耳に響いてきた声に、はっとする。
「欲張るからだよー?」
黒猫が近くの茂みからこちらを見ていた。心なしかニヤニヤと笑っているよう。
「まずは一匹を確実につかまえないとね?」
ぺろりと舌を出す猫はお裾分けを期待しているのかもしれない。
「頑張って」
「ああ、任せてよ」
「んん? 野良猫ッスかね?」
雄太の隣に立ったのは桐子である。
「ああ、うん。さっきからこっちを見てて。桐子ちゃん、捕まえた?」
「これからっス」
むんと拳を握り締め、川へ視線を戻す。
(お、あれは)
一際大きな影が水面近くに浮かんでいるのが見えた。
「主が迷い込んでるッス!?」
桐子はそっとその影のそばへ。多少の波には動じないようだ。他の魚は泳ぎながら動き回っているが。
「桐子ちゃん?」
「奏子ちゃん、ストップ! そこ動かないでほしいッス」
「あ、これ、大きいかも? こっち、逃げ道塞ぐから、一発で仕留めてよね!」
「任せるッス。……せーの」
体勢を低くして、
「それー!」
両手で包み込むように水の中へ手を入れる。勢いよく。
しかし、
「およ!?」
するりとすり抜けていく魚、逃げられた上に川の中にダイブしてしまう。
ぱしゃんと水が跳ねた。
「あー。大丈夫?」
奏子が少し心配そうに声をかけてきたので、
「それーっ」
桐子は手にすくった水を空高く散らした。
「ちょっと冷たいよ~」
雨のように降り注ぐ飛沫に、奏子が笑い、今度は自分で水面の水を散らせた。
「うはっ、やったっすねー?」
「きゃっ」
軽い水の掛け合いに発展。
そんな様子を横目で見つつ、雄太は近くの魚影へとダイブ。
「やったっ」
両手にぬるっとした感触。鷲づかみに成功したのだ。
「うっしゃー!」
捕まえた魚を空に掲げると、同時、その場に尻餅をついてしまった。
「おわ、わわっ」
身体が川の流れにのってしまった。
流される。そう思ったその瞬間、
「おっと」
体がふわっと浮いた気がした。
「気をつけないと。浅くても川だからね」
気付くと、道哉に抱えられていた。
「あ、ありがとう」
下へ下ろされた雄太の元に桐子と奏子が近づいて来る。
「凄いッスー! でっか!」
「捕まえたの? うわ、ぴちぴち」
「へへ」
なんとなく尊敬の眼差しが注がれているよう。いい気分だ。
「こうなったらうちもー。負けないっすよー」
「お、勝負か!?」
道哉はにこにことその様子を見守る。
「はー。暑いのに涼しい~」
魚取りに戻った桐子と離れて、奏子は川のそばの石に腰かけた。そのまま寝転がる。
「全身びしょびしょだけど、大丈夫かい?」
「うん、あっついからすぐ乾きそう」
「日向ぼっこなら、川のふちのあの辺が一番日が当たるんだ。緑茶でも用意したいところだね」
「お兄さん、なんか雰囲気が時々おじさんもみたいになるよね?」
「あはは、そう思っても、お兄さんで通してくれると嬉しいな」
おじさんはちょっと傷つく。
奏子はくすくすと笑って、空へ視線を向けた。
「お姉ちゃん、何してるかなー」
心配で仕掛けてきた見守りカメラの録画が密かに楽しみだ。
そんなことを考えているうち、奏子はこんがりと焼けたのだった。
「うっしゃー」
道哉が視線を川へ戻すと、桐子が大きな魚の尻尾を持って空に掲げていた。
「絶対この川の主っス!」
魚のつかみ取りはヒートアップして行った。
「ん?」
ふと道哉と目があったのは、
「もらったのかい?」
魚をくわえた野良猫だった。
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担当ゲームマスター
高城ヒト
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
冒険
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
4人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年06月23日
参加申し込みの期限
2022年06月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年06月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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