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霊界WALKER!
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初瀬川 理緒
と
佐和崎 紗月
は、思わず足を止めた。
「えっ」
パタパタと鳥のような羽音がしたかと思ったら、目の前に雑誌が浮いていたのだ。
「!」
紗月が反射的に理緒の腕を組む。
それはまるで鳥のようにページをバタつかせている。
「こんにちは〜。私はこういうものです」
見せてきたのは表紙である。
「……霊界情報タウン誌『DORORO』?」
「そうです!」
この謎の雑誌は付喪神で、霊界のおしゃれスポットとか書いているらしい。情報が勝手に書き換わるので常に最新のデータがアップデートされているとか。
「へぇ〜。なんか面白そう」
「え、理緒ちゃん?」
さらに不安そうになる紗月。こう行った不思議現象が苦手なのだろう。
「大丈夫。私がついてるから」
「う、うん」
ほっとしたように頷く紗月。そこで理緒はふと気づく。
「あれ、待って。霊界の情報誌? なんで寝子島に」
辺りを見回してみて気づいた。いつもの寝子島の風景に見えるが、霞がかっていてどこか現実感がない。
「もしかしておねーさん達、迷い込んじゃったくち?」
「えーっと、そうっぽい……?」
「なるほどなるほど。なら尚更、私を使ってみて!」
「遊びにきたわけじゃないんだけど」
とは言え、霊界のおすすめスポットは気になる。終始不安そうな紗月には悪いが、こういうことに巻き込まれるのは嫌いではない。
「試しに検索してみよ」
すると『DORORO』はぱたぱたぱたぱたとページをめくらせた。
「ここなんかおすすめだよ〜」
とある駅ビル、セールをやっているらしい。
理緒は雑誌を手に取り、目を通す。
雑誌だけあって、写真付きで最新情報がずらりと並んでいた。
「紗月、行ってみよ」
半信半疑だったが、一気に興味が湧いた。
「え、行くの?」
理緒は紗月の手を握った。
「大丈夫。ね?」
紗月はぽかんとした後、頬を赤らめた。
「うん」
花緑青駅・駅ビル。
雑誌の情報通り、今日限定でセールが開催されているらしい。
自動ドアを開いて、中へ入ると、向かいの店が衣類セール中だった。50%オフである。
「結構かわいいの売ってるわね。紗月、これとか似合うんじゃない?」
理緒が見せてきたのは、音符の胸ポケットにワンポイントがついた淡い水色のブラウスだった。シンプルだが、可愛らしい。
「どう?」
「……」
紗月は恐る恐るといった様子でブラウスを受け取り、近くの姿見に映して見る。
「その色、似合うわね」
「そう?」
理緒が頷くと、紗月は嬉しそうに頷いた。
「水着、もう安くなってるのね」
ファッション業界のサイクルは早い。
「わ、かわいい」
紗月が並んだ水着への感想を口にする。この状況に少し慣れたのだろうか。
それからは流れるように買い物をして行った。
その中でも一部で取り扱う『幽服』はあやかしや見える人にしか見えない特殊な服の幽霊らしい。
なんか面白そうな気がしたので、そのコーナーを覗いてみたり。
最後にお互いの水着を選んだのだが。
更衣室の鏡に映ったハイレグビキニ姿の自分を見て首を傾げる。
「これどうなの? 大胆過ぎる?」
理緒は紗月とスマホで写真を撮り合い、お互いに見せ合う。
(わ、凄く似合うな、理緒ちゃん、綺麗)
(紗月、セパレート似合うわね。かわいい)
更衣室を出た二人は顔を見合わせ、お互いに顔を赤らめるのだった。
「あの、『DORORO』さん、何か他に良いところありますか?」
『DORORO』は理緒のバックから飛び出してきた。パタパタと。
「そうだね、今度はおすすめスポットへ行こ!」
連れて行かれたのは幽ヶ池だった。
「あ……ああ」
紗月はまたもや理緒の腕に抱きついた。薄暗くなった人魂やオーブが淡く光っていてブキミである。それはそれとして幻想的でもあった。
「水が澄んでるわね。これ、入っても良いの?」
「もっちろん。いわゆるナイトプールだよ!」
「紗月!」
理緒は紗月の顔を覗き込んだ。
「泳いでみない? 水着と新しいタオルも買ったし」
「え、でも池だし、危ないんじゃ」
「大丈夫! ほぼプールみたいなものだよ!」
『DORORO』が言って、
「ね、一緒に行こ?」
両手を合わせて片目を閉じて見せる理緒。この甘えた表情には敵わない。
「むー、分かったわ」
「やった!」
はしゃぎながら、池へと足を入れる彼女。紗月は池を覗き込んだ。
池に映り込んだのは、理緒にお姫様抱っこをされている紗月の姿だった。
二人は笑顔で見つめ合っていた。とても、幸せそうに。
「紗月」
はっとして、理緒を見る。池に入った彼女が手を伸ばしていた。
「うん」
手を重ねる。きっと、ずっと二人でいられる。そう、確信できた。
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あとがき
担当マスター:
高城ヒト
ファンレターはマスターページから!
霊界の情報誌、いかがでしたてしょうか?
目を通すだけではなく、案内してくれる本の鳥達。いつか寝子島でも飛ぶ姿が見られてると良いなと思います!
ご参加ありがとうございました!
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担当ゲームマスター
高城ヒト
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
4人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年02月11日
参加申し込みの期限
2022年02月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年02月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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