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霊界WALKER!
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漫 歩
はいつものように、寝子島をぶらぶらしていた。辺りは夕闇に包まれている。細い道は人通りが少ない。
「まだ暑いけど、風は涼しいな」
と、突然背中に何かがぶつかったような感覚。
驚いて振り返ると、地面に開いたままの雑誌が落ちていた。タイトルは「極めろ! 散歩道」だった。
「え」
雑誌は必死に羽をうごかしている。直感で分かった。
「俺と一緒か」
拾い上げて埃を払ってやる。すると、霊界タウン誌は嬉しそうにパタパタと飛んで、自分の中身を見せてくる。
「散歩の雑誌?」
どうやら情報誌らしい。
「あっ、もしかしてこれが噂の!」
常に更新される最新情報誌。
ページをめくると、『おすすめより抜き散歩道特集』と書かれていた。休憩に最適おやつポイントも掲載、と書かれている。
(いいねぇ。ゴールはどこか見ないで、これに従って行ってみよ。どこに着くかね?)
軽い気持ちでいつもと違う散歩をすることにした。
「えーと」
この先を曲がるらしい。
「右に道あったかな」
情報通りに右へ。
「……いや、何これ」
完全なる壁だった。穴や隙間すらない民家の塀である。
「間違ってない……よな」
情報誌、霊界タウン誌へ視線を向ける。
不思議なことに、体を傾けるような仕草をする。人間で言う首を傾げている?
「ん?」
霊界タウン誌が地面へと着地する。
「疲れたなら、肩にでも」
しゃがんでみると、霊界タウン誌はマンホールを指していた。
「……ん?」
霊界タウン誌がばたばたと羽(ページ)を羽ばたかせる。
そこで気づいた。
「まさか、この中に……?」
何か期待するような目で見られているような気がする。
じっくりと考えた結果、
「ごめんな、マンホールの中を散歩するのはハードルが高すぎる」
『極めろ! 散歩道』は何やら、元気がなくなり、しゅんとしてしまった。どうやら落ち込んでしまったようだ。
「次! 次行こう」
『極めろ! 散歩道』を励ましつつ、次の散歩道へ。
(マンホールの中って、なんの散歩道なんだ?)
素朴な疑問だが、確認しなかったので考えないことにした。
「さーて次は」
歩いていると、徐々に道が狭くなってきたような。横歩きをしつつ、疑問を抱く。
「散歩、道?」
ふと道を確認すると、もうすぐおやつスポットが見えてくるらしい。
「この先に?」
狭い道をどうにか抜けると、目の前に低めの塀が現れた。
「……え 」
その向こうは民家の裏庭のようだ。
流石に何の散歩道なのか確認してしまった。
「って、猫又の散歩道かよ。こりゃさすがの俺でも歩けねーな」
苦笑を浮かべながらおやつポイントを確認すると、どうやらマタタビの木だったらしい。
気を取り直して次のページを試すが、歩いていたら、ルートが崖の先なんてこともあった。
空飛ぶあやかし向け、風に乗ってらくらく楽しく霊界さんぽなど、本当に様々な散歩道を掲載しているようだ。
「面白いなっ」
ここまで来ると、無事に散歩完了出来るルートがあるのか気になる。
「よーし、次だ」
気合を入れて次のページへ。
「まずは」
4ページ掲載散歩のスタート地点は町外れの森に続く獣道だった。
「うーん、ハードな散歩道だな」
猫よりもっと野生の動物のお散歩コースのような気がする。
それはそれとして好奇心をそそられる。
何故ならそのおやつスポットが豪華らしいのだ。森に続く道の先にそんなものが存在しうるのか?
「確かめて見ようか」
草をかき分けて、道を歩き始める。木々は生い茂り、夏の夕方だというのに薄暗い。
「情報が古いんじゃ……ってそれはないんだった」
情報タウン誌が忘れるな! とでも言いたげに羽をバタつかせる。
「あはは、ごめんごめん」
そんなやり取りをしながら進んでいると、おやつスポット周辺に到着した。背の高い草が生い茂っているが。
「んー? どういう」
と、その時。濡れた草を踏んでしまい、足が滑った。
「うあっ」
背の高い草に倒れ込むと、突然視界が開ける。
「お……?」
そこは、どこか民家の庭のようだ。
「おや、兄さん、大丈夫かね」
歩み寄ってきたのは少し腰の曲がったおじいさん。
「あ」
今の歩はもちろん、二十歳そこそこの青年の姿だが、彼にそう見えているか一瞬不安になった。
「だ、大丈夫です。すみません、転んでしまって」
立ち上がって、軽く頭を下げる。
「若い人がこんなところに。何用だい」
「あー、その、散歩をしてまして」
「散歩? そういや、この前もいたなぁ。ん。よかったら茶飲んでくかい?」
こうした突然の客は初めてではないらしく、縁側に案内された。出てきたのは麦茶と和菓子である。
「最近は人の客が多くてねぇ。ちょっと前まで猪くらいだったんだけど」
「猪」
そういうことか。歩は苦笑を浮かべ、
「じゃあ、頂きます」
麦茶に口をつけた。
歩の頭のうえにいる霊界タウン誌がどこか得意げだ。
これなら最後まで行けそうだ。数十分後、話し込んでしまったおじいさんに分かれを告げ、残りの散歩を愉しむことにした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
高城ヒト
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
4人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年02月11日
参加申し込みの期限
2022年02月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年02月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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