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\ オーバータイム!/
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鉄紺駅に眠るもの
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●幽霊というもの
その日、
真境名 アリサ
は用事があって朝から本土へ向かった。これといった問題も無く用事を済ませて、帰りの寝子電に乗り込んだ。
(あそこ空いてるわね)
たまたま空いている席を見つけて一息つく。
アナウンスとともに列車が走り出すと、一定の間隔で車体が揺れる。この特有の揺れに、アリサは段々うとうとしてきた。いつのまにか、その心地よさに身を委ねるように眠ってしまった。そして、次に目を覚ました時、周囲は暗闇だった。
「え」
さっきまで寝子電に乗っていたはずなのに。困惑せずにはいられない。
「それに、暗い。もう夜……にしては変」
アリサが本土を出たとき、まだ日は高かった。
あれから夜になったとは考えにくい。スマホの懐中電灯アプリを起動させると、洞窟のような場所だった。そしてその中でひときわ目立つ建物がある。どうやら駅のようで『鉄紺駅』と書かれている。
「鉄紺駅……? こんな名前の駅、聞いたこともないし、寝子島には洞窟の類はあるけどこんなところあったっけ?」
疑問とともに不安が募る。アリサの体に悪寒が走る。
「やばいな……。なんか感じる。幽霊というか、あやかしというか、そういうものを。あたし、ホラー映画とか怪談とか苦手なんだよね」
今、周囲の情報はほとんどない。鉄紺駅の傍から離れたら迷子になると確信していた。
「ここで待っていても仕方ないけど、下手に動くのもよくない気が……」
そんなことを考えていると、背後から気配を感じた。ゆっくり振り返ると、半透明の幽霊がこちらを見ている。アリサは心底恐怖して、ホラー映画のヒロインじみた悲鳴とともに全速力で逃亡した。
「やっぱりなんかいた!!」
ひたすら必死に走った。とにかく走った。そしてしっちゃかめっちゃか走りまくった末にとある建物へ突入した。その一角に隠れるように身を縮めて呼吸を整える。気持ちが落ち着いてくると、少しずつ自分の飛び込んだ建物が分かってくる。
「……遺跡?」
そこはいかにも呪われた遺跡といった風情だった。とんでもないところに避難してしまったことを後悔するが、もう駅は見えないのでどこを目指せばいいか分からない。
「なにか手掛かりを見つけて戻るしかないかぁ……」
かなりビビりながら遺跡のなかを探索する。足取りは重く、緊張した気持ちが抜けない。進むうちに幽霊や妖怪にたびたび遭遇した。最初のうちは悲鳴を上げたり、いきなり駆けだしていた。しかし、それらは危害を加えないと気づいてからはだいぶ落ち着いた。
そのうち幽霊の一人と、友好的な雰囲気になった。人の姿にかなり近く、それが安心でもあった。誘われるままに幽霊の家に案内された。
(さっき居た駅まで戻れたら一番いいんだけど)
これからのことを考えながら、家の敷居をまたぐ。その途端、他の幽霊が一気に出てきた。
「!?」
案内してくれた幽霊の家族か、あるいは友人か。それを確かめる余裕もなく、これまでの心労も相まって、気を失うように眠ってしまった。
「……ん……」
目を開けると、そこは寝子電の中だった。本土から来るときに座った席だというのもすぐに気づいた。
(なんだったんだろう、今の……)
アリサは電車に揺られながら、ぼんやり考えていた。そうしているうちに電車は寝子島に到着し、アリサは自宅へと向かった。
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あとがき
担当マスター:
星織遥
ファンレターはマスターページから!
この度は、シナリオへのご参加ありがとうございました!
『鉄紺駅』という、まだまだ謎の多い場所で
皆さんの行動に個性を感じながら執筆させていただきました。
改めて、この度はありがとうございました!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
星織遥
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
ホラー
冒険
定員
10人
参加キャラクター数
2人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年09月21日
参加申し込みの期限
2021年09月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年09月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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