this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
春の嵐
<< もどる
1
2
3
つぎへ >>
〇この瞬間を閉じ込めて
今日は朝から泣き出しそうな空模様でした。
胸下あたりまでの緩くウェーヴのかかった少し緑がかった黒髪、どこか翡翠を思わせる色合いの瞳を持つ
三宅 葉月
は、自室で物思いにふけっていました。
最近まで星ヶ丘寮に住んでいましたが、寝子高を卒業してすでに退寮が決まっており、高校時代に手掛けた絵や、自分で縫製した服といったものは既に貸倉庫に預けていました。
今は星ヶ丘のアパートの一室に部屋を借りています。
仮住まいとはいえ、窓辺から海を見渡せる素敵なロケーションを葉月は気に入っていました。
葉月は秋には海外留学を予定していて、既にその手続きなどを進めていました……が、その前に立ちはだかる壁があって、いずれ遠からず直接対決することになることを予感していました。
その壁は、父親でした。
芸術面での才能を望んでも得られなかった父は、嫉妬と憎悪を身の内に囲い、葉月を縛り付けようとしていて。
その毒がいずれ父の意志に逆らう葉月に向けられるであろうことを、覚悟はしていました。
葉月はいつものように物憂げでアンニュイな表情でそんなことをぼんやり考えていましたが。
ふと、窓ガラスに何かがぶつかる音がして我に返りました。
見ると、雨粒がガラスにぶつかって、それは次から次へと続き。
あっという間にガラスの表面に流れを作りました。
さらに窓がガタガタ揺れだしました。
(……春の嵐、か)
窓辺に立って、どこかメランコリックに外を見る葉月。
子供のころ、葉月は何故か雨の日が好きでした。
「雨の日が好きだなんて変わってるね」
と周囲に笑われたけれど。
雨の日の静けさ、雨粒が立てる音、雨が上がったときの澄んだ空気と肌を湿らせる感覚。
どれも晴天にはないもので、子供のころの葉月にはとても神秘的に感じられたのでした。
「……絵を描こう」
葉月は立ち上がりました。
アパートには最低限のものしか持ち込んでいないので、絵の具を使えませんが。
葉月が取り出したのは祖父がくれた色鉛筆でした。
小学校に入学したときから使っていたのでだいぶちびていましたが、それはいろんなことを思い起こさせてくれました。
葉月に向けられた祖父の笑顔は、絵を描き続けることを後押ししてくれる暖かいものでした。
(これから先、何が待っているかはわからないけれど)
葉月は、この瞬間を閉じ込めるために絵を描き始めたのでした。
いつまでも降り続く雨音は気持ちを落ち着かせてくれました。
<< もどる
1
2
3
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
春の嵐
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
茄子りんこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
3人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年01月19日
参加申し込みの期限
2021年01月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年01月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!