携帯戦記カプセルギア・アーケード！　ゲームで鬼退治！｜リアクション

携帯戦記カプセルギア・アーケード！　ゲームで鬼退治！

☆百鬼繚乱
　山ステージがスタートしたことをアナウンスが知らせると頂上の城の周りを飛んでいたグライダーが飛来してくる。
　そしえて、爆弾を地上に向けて投げつければ花火のような音が響いた。
「やることが無茶苦茶だよね。さすが、鬼モード！　そして、みんなのお陰で被弾もなかったボクの全力を見せる番！」
　ベリアルを飛行形態に変形させた円は上空へ昇り、グライダーで飛行している黄鬼に向けてビットを飛ばしていく。
　黄鬼が投げつける爆弾を各ビットがビームを撃って爆発させていった。
『円ちゃんが引き付けている間に山を登っていこう！　隠れれそうないわばが定期的にあるみたいだから、そこで休憩しつつだね』
　真白の言葉に従い、空爆の減っている中を３体のギアが進んでいく。
『爆撃だって当たらなければどうってことないぜ！』
　遠距離対応をするために変えてきた武装で龍樹は上空の黄鬼へ対空機銃のように撃ちつつづけた。
　岩陰に隠れることがで来たメンバーたちは各自リロードをして整え、飛行して戦い続ける円を援護する。
「援護ありがとう！　手投げ爆弾で地上も空中もどっちもやってくるなら、これはどうかな！」
　背中に背負っている爆弾を手に持って投げようとする黄鬼の腕を射出した左腕でつかみ、ビームを放った。
　爆弾が誘爆をはじめ、一体の黄鬼を中心に周囲に巨大な花火のようにはじけていく。
「わーお、大成功！　たーまやー。なんてね、早く、次の避難場所まで進んで！」
　円が思った以上の効果がでたことに驚きながら、円は仲間たちを先へ先へと進めていった。
　だんだんと、遠かった山の城が近づいてくる。
『キャノンは使えなくてもね、援護くらいはっ！』
『同じく！』
　チャンスとばかりに駆け出しながら蒼はビームライフルを両手持ちで連射しつつづけ、真白もショットガンで爆弾が落下する前に破壊して被害を減らす。
　鬼城ステージまでもう少しと、４人は協力のもと山ステージを突き進むのだった。

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