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おかしな☆試食会
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●バリエーション
続いて碧南の番。
彼女は持ってきたものを自分の前に並べた。ラインナップはパッキー、つちのこの里、ブラックサンデー。
「それから……」
それで終わらず、さらに彼女の荷物からお菓子が出てくる。たべっ子おさかな、ポテチ各種にまたたびメイト。彼女の前がお菓子の展覧会のようになった。
これらは碧南が桜花寮やバスケ部の部室で食べているものばかり。それだけ彼女にとって日常的なお菓子たちといえる。
「ちなみにおすすめは、つちのこの里の抹茶ミルク味です」
持参したつちのこの里は、もちろん抹茶ミルク味。
味のバリエーションは好みが分かれるところだが、少なくとも彼女にとってはハズレではない。
(皆の持ってきたのを見ると、他の候補は持ってこなくて正解だったかも……)
碧南は記憶を少しさかのぼる。
じつはこの会に『暁星の三平ちゃん』を持っていこうと思ったのだが、さすがにお菓子ではないので止めた。さらにいえば、クリスマス限定で出たショートケーキ味。
桜花寮にまだ残っているからと思ったが、さすがに思いとどまった。ショートケーキ味だからお菓子だと主張するのは苦しい代物だろう。
彼女の回想はすぐに終わり、皆と一緒につちのこの里を食べる。
直感的に甘い抹茶という感想が出てくる味だ。しかし、まろやかさと生地のサクサク感があわさって、程よくまとまっている。他に持ってきたものも定番で食べやすく、皆それぞれ好きな味で盛り上がり、先生もそのバリエーションに感心している。
そして次は月詠が紹介する番だ。
彼女が最初に用意したのは、羊羹だった。それを見て、先生は意外そうな顔を浮かべた。
「羊羹は季節関係なくコンビニに売ってるんですよ」
「まぁそうなの。パッキーみたいなお菓子以外にもあるのね」
「栄養補給にもオススメです」
砂糖をふんだんに使いながらもカロリーは控えめ。
さらにお茶請けとして最適で、月詠は非常食にも採用している。
用意した抹茶にもとても合う。コンビニの羊羹は一口大で売られているものが多く、ちょっと食べたいときにも向いている。抹茶と羊羹を堪能しながら、月詠は次に紹介するお菓子を取り出した。
「急な来客にも対応できるのが、これ。ニャルボンのお菓子シリーズです」
『これ私知ってる』
海はどこか嬉しそうにしている。
ロマーノ、アリーゼ、パキラなど。このシリーズはそれぞれのお菓子の名前に高級感がある。
「もちろん名前だけではありません。これをお茶請けの器にザザザッと」
そう言いながら、ニャルボンシリーズを器に出す。
それぞれの持つ特徴的なデザインと色合いが綺麗な彩りを生み出す。
「このように見た目でも高級感を与え、見る者を満足させることができます」
もちろん味もなかなかで、しかも安い。
スーパーマーケットにも何種類か売っているので、ひとつ買っておくと便利だと付け加えた。
皆の用意したお菓子がテーブルからこぼれそうな程に広がっている。
ここまで多種多様にお菓子が揃っている光景は、なかなか見られないだろう。そこから好きなものを取り、抹茶や紅茶と一緒に楽しむ。
(あれ? パッキーにこんな味あったっけ?)
海は並べられたお菓子のなかに、見慣れない味を見つけた。
『1本もらってもいい?』
「どうぞ」
『ありがとう』
海は碧南からそれを受け取るとさっそく食べてみる。
お菓子自体は知っていても、新しい味は期待と不安が生まれる。それでも興味を惹かれて食べてみると、これはなかなか美味しい。海は満足そうに微笑んだ。
碧南は持ち込んだお菓子を食べつつ、他の参加者にオススメのお菓子を尋ねたり、流のポテチに対する熱弁を聞いたりしていた。ポテチとコーラという組み合わせは流にとって鉄板らしい。
お菓子にまつわる話題は尽きることがなく、楽しい時間が流れていった。
いよいよお菓子が少なくなってきて、試食会も終わりだろうかと皆が感じ始めた頃に、月詠が声をあげた。
「今回、アイスも持ってきました」
「アイス?」
月詠は冷凍庫からニャーゲンダッツを人数分持ってきた。
ニャーゲンダッツはパッケージからリッチなつくりがはっきり伝わってくる。
もちろんリッチなのも理由がある。濃厚な味を出すためにフレーバーはもちろん、材料にもこだわっている。もし欠点をあげるとすれば、硬いことだろう。食べたことがある人はそれを知っている。もちろん月詠も分かっていた。
「このアイスは美味しいですが、硬いです。そこで、こうします」
アイスといっしょに持ってきたのは缶コーヒー。
ブラックからカフェオレまで色々な種類があり、保温容器に入れていたのでほんのりと温かい。月詠はその上にアイスのカップを置いた。
「こうすることで程よく溶けます」
一同が缶に乗ったアイスを見つめている。
なるほど、こういう方法もあったんだと驚いているようだ。
各々好きなコーヒーを選び、月詠と同じようにアイスの容器を乗せる。
そして、ほんのり溶けて食べやすくなったアイスを口に運ぶ。贅沢な味が口のなかに広がる。そしてコーヒーがアイスをさらに美味しくする。
「こういうのも新鮮でいいわね」
先生も満足そうにアイスを味わっている。
(やはり結論、コンビニは便利だな)
月詠は自分の選択したお菓子の数々を眺めながら、改めてそう思った。
試食会をデザートで締めると、全員で片づけを始める。その間も食べたお菓子の感想を語り合う。空いた袋をゴミとしてまとめて、イスなどを元に戻すと、先生は改めて皆のほうを向いた。
「今日は本当にありがとうね」
皆は笑顔で、こちらこそありがとうございました、と答えた。
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あとがき
担当マスター:
星織遥
ファンレターはマスターページから!
この度は、シナリオへのご参加ありがとうございました!
さまざまなお菓子との出会いを
皆さんがそれぞれ楽しんでいて
素敵な会になったと思います。
改めて、この度はありがとうございました!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
星織遥
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
4人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年05月27日
参加申し込みの期限
2020年06月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年06月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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