美和ちゃんとケーキバイキング　～楡宮遠海の場合～｜リアクション

美和ちゃんとケーキバイキング　～楡宮遠海の場合～

●甘い至福の時間

　ステッラ・デッラ・コリーナのバイキング会場に着いた途端、遠海は綺麗なケーキの数々に目を奪われた。
　見たこともないような、見るからに超高級なケーキ。
　寝子島ならではのサンマさんケーキ、マンボウくんケーキといった変わったケーキ。
　ショートケーキ、チョコレートケーキ、モンブラン、ロールケーキ等のオーソドックスなものまでたくさん。
「選り取り見取りね。何から食べようか迷うわー」
「そうですね」
　迷うと言いつつ２人は片っ端からケーキを取り、崩れないようお皿に盛るとテーブルに着き、ひたすら食べ始める。
　見た目がいい、可愛いケーキを食べるのが勿体ないが、食べなければここに来た意味がない。
「高級メロンショートケーキ、美味しーい！」
「美和ちゃん先生、木苺のタルトも美味しいですよ。一口どうぞ」
　生クリームを口端につけたまま、満面の笑みで食べる美和ちゃん先生。
　一口ずつ味わいつつ丁寧に食べる遠海。
　食べ方は対照的だが、美味しいという気持ちは同じ。
「まだ足りないわねー。次、行きましょう！」
「はい！」
　その後はケーキを交換したり、あれもこれもと取りまくって食べたりと楽しい時間が続いた。

　ケーキを食べている途中、美和ちゃん先生が「この前の合コンで、またフラれたー！」と告げた。
　男は私を見る目がないわー！　といった愚痴を聞きつつ、遠海はピーチロールケーキを食べている。
　ラム酒やブランデーといったお酒入りのケーキを食べていたので、少し酔っている美和ちゃん先生。
　ほろ酔い状態の愚痴が長引きそうなので気持ちを切り替えさせないと……と遠海は美和ちゃん先生を慰める。
「だったら先生、なおさら今日は美味しいケーキを食べまくって合コンのことは忘れましょ」
　せっかく来たんですからと美和ちゃん先生の手を取リ、ケーキを取りに行きましょうと誘う。
「嫌なことは食べて忘れるに限るわー！」
　
　その後、２人はケーキバイキングを攻略していった。周囲が驚くほどに。

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あとがき

担当マスター：カターレ
ファンレターはマスターページから！

カターレです。
寝子祭ハンマーオークション「美和ちゃん先生とケーキバイキング」落札、おめでとうございます。
シナリオのご参加、ありがとうございます。

美和ちゃん先生とのケーキバイキング、お楽しみいただけましたでしょうか。
ケーキバイキング、いいですね……羨ましいです。
会場が高級ホテルなステッラ・デッラ・コリーナですので、超高級ケーキがたくさんあったことでしょう。
お値段高い！　と雲の上のような存在的な高級ケーキは美味しかったことと思います。

美和ちゃん先生との甘く、美味しく、楽しい一時が良い思い出になったのであれば嬉しいです。
遠海さんと、またどこかでお会いできること、楽しみにしております。

ありがとうございました。

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