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お化け屋敷で実況中
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急遽決まったデートの約束で待ち合わせた
桜 月
と
北条 冬華
は行き先を話し合いながら歩いていた。そして、通りかかった路地で女の子に出会った。
彼女の話に寄れば、季節外れのお化け屋敷を盛り上げるために実況動画を撮ってほしいらしい。
「実況、ですか……。こういうのはあまり得意じゃないのですが月さんもいますし
頑張りましょうか」
「うん。私も冬華が一緒ならやってみてもいい。上手くできるか分からないけどやってみよう」
月は心の中で、冬華の前でみっともない姿は晒せないな、と呟いた。
実況は使い慣れたスマホで動画撮影をすることになった。
二人肩を寄せ合って、中へと入る。
身震いするようなひんやりとした冷気が二人を包む。
「なんだか、寒いですね」
冬華は自然に月の腕に自分のそれを絡めた。すると、
「ひっ」
冬華が腕に力を入れた。むぎゅっと押し付けられるそれの柔らかさに安らぎを感じる今日この頃。悪くないと月は呟いた。
「どうかしたか?」
見たところ、まだ脅かし要素は出てきていないが。
「い、今足に何かが触れたようなっ」
所々、調整された冷風が吹いているのでその影響かもしれない。
「大丈夫だ。私がついてる。……そらそろ実況を始めよう」
二人はお互いに頷きあった。カメラは自分達に向ける。
「ええっと、今日はお化け屋敷にやって来ました」
「これから、私、桜月と」
「北条冬華で、実況したいと思います」
止めていた足を進める。
「ううう、なんだか凄く寒くなってきました」
眉をハの字にして涙目になる冬華の姿をカメラに納めた上に不特定多数の人間に見られるというのはあまりいい気分はしないが。
月は冬華の肩を抱き寄せた。
「さ、行こう」
「は、はい」
冬華はドキリとした。
お化け屋敷の中に明るい証明はなく、ぼんやりとしている。月の顔は見えないが、声が妙に男前だ。
「ぐっ」
月は素早く視線をそらした。顔が強張りそうになるのを必死に堪える。
「月さん?」
「……ふむ。見間違えかもしれないな。冬華に確認してもらおう」
月は正面に見える障子戸を指で示した。
「え?」
月の指先を追うと、そこには障子に空いた無数の穴から目が覗いていた。ぎょろぎょろと動いているので作り物では無さそうだ。
「!!!」
声にならない悲鳴を上げた冬華が月にしがみついた。
「な、何かいました。あれは……目かもしれません!」
「かもではなく、目のようだ。壁に耳あり障子に目あり……だな」
「つ、月さん、冷静ですね。うう」
冬華の様子に、少し笑いそうになりながら、歩を進める。
目あり障子の横を通り過ぎ、障子戸が延々と続く廊下に出た。障子の向こうには誰かがいるようで、影がぐにゃぐにゃと蠢いている。時々人間なのか疑うような動きだ。
「な、なんだか楽しそうな雰囲気ですね!」
スマホを持つ冬華の手が震えていた。
「まるで宴会だな。……会場に突撃するのは止めておこう、邪魔をするのは野暮だ」
「ど、同感です」
中庭を越えてさらに進むと、ぎしぎしと軋む廊下の先に誰かが座り込んでいた。右の壁を背に、体育座りをしている。
「誰かが座り込んでるな。女の子のようだ」
先程の少女、小雪よりもさらに小さい子だ。浴衣のような着物を着ている。
「そ、そうですね。こ、声をかけて見ましょう」
近づいて、冬華は腰を折る。
「こんにちは。大丈夫ですか?」
引きつった笑顔しか浮かべられない。
「……ズレちゃった」
「え?」
ゆっくりと顔を上げた女の子の顔は、文字通りズレていた。口があるはずの部分に目、鼻が顎、口が首に。濁った目が二人を捉える。
「ざ、斬新なお化けの女の子来ました!」
限界まで引きつる顔、全身に立つ鳥肌。中々のインパクトだ。
「うん、確かに斬新だ、斬新過ぎる」
冬華はそれから月の胸元へ飛び込んだ。安心する匂いに、息を吐き、
「も、もうすぐ出口ですね! 行きましょう!」
震え声になっていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
高城ヒト
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
ホラー
定員
10人
参加キャラクター数
4人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年11月20日
参加申し込みの期限
2019年11月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年11月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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