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携帯戦記カプセルギア カプギアハロウィンナイト!第二夜
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狼男の仮装をした
鷹司 凜太郎
と魔女の仮装をした
スピカ・フォーツ
は日が暮れてすっかり暗くなった夜のシーサイドタウン駅前へと来ていた。
何故、夜中にこのようなところに来たのかと言うと今、行われているカプセルギアのハロウィンイベントであるカプギアハロウィンナイトへと参加する為だ。
今はそのイベントで開催されている競技のどれに参加するか二人で考えているところであるらしい。
「ふむ。どうやら競技は複数あるようだが……スピカ君はどれか気になるのはあるかい?」
凜太郎がスタッフより貰ったパンフレットをスピカにも見えるように広げながら尋ねてみれば、スピカは直ぐにパンフレットの一点を指差した。
「ん。ハントクエストが……気になる」
「ハントクエストか。よし、じゃあそれに参加しに行ってみようか」
特に反対する理由もない凜太郎はスピカに頷いてからパンフレットに記載されている地図で位置を確認しゆっくりと歩き出す。
そして、自分のすぐ傍を同じようにして歩くスピカへと視線を送る。
「魔女の仮装か」
「……どう、したの?」
その呟きでスピカは凜太郎が自分を見ている事に気づいたようで、視線を彼へと返してからコテンと首を傾げた。
魔女の仮装自体は別の日に行われていたカプギアハロウィンナイトに参加した際にも着ており、目新しいというわけではない。だから、一体どうしたのだろうかとスピカは疑問に思っているようだ。
「改めてこうして見るとやはり雰囲気が違って見えるなと思ってね」
「……そう。こういう、雰囲気の私は、どう?」
「勿論、いつもとちょっと違う雰囲気の君も素敵だよ」
いつものように爽やかに笑ってそう言う凜太郎にスピカは思わず目を逸してしまう。僅かに赤く染まった頬はご愛嬌。
幸いにして人とすれ違うところであった為にその様子は凜太郎に見られる事はなかった。
(……この間は、凜太郎から迫られたけど……今日は、私からいく)
そう。この間のハロウィンナイトではスピカは一方的に攻められるだけだった。だが、流石にやられっぱなしではいられないと思い本日は今度は自分の番だと意気込んでいるのだ。
チラリとスピカが凜太郎の様子を見れば、彼女がそんな事を考えているだなんて思ってもなさそうに見える。
果たして、本日は二人にとってどんな夜になるのだろうか。
「スピカ君、準備は大丈夫かい?」
「うん」
凜太郎が声掛けをするとスピカは頷いて答える。
二人のカプセルギアは既にフィールドの中でスタンバイ済みなのだが、凜太郎は今回珍しく近接系のギアを用意してきていた。まだまだ調整段階にあるギアで実戦で使うのはこれが初めてだったりする。
だが、それでもスピカとの連携は練習をしてきているので、実戦で全く使えないという事はないだろう。
二人が参加したハントクエストはミニマム・ハロウィン・ギアと言う運営が用意した特殊なカプセルギアを五人で倒して回るという競技だ。
現れるギアは全部で二十五体で、制限時間は十分となっている。
「ふむ……。どうやら向こうは向こうでグループのようだな」
凜太郎達と一緒に参加する三人は一緒に固まっている。その事から恐らくは友人同士なのだろうと凜太郎は推測をした。
「……どうするの?」
「制限時間もある事だし、わざわざ合流する事もないだろう。丁度いいからこのまま二手に別れてやる事にしよう」
「解った」
方針も決まったところで、運営から合図が入り離れた位置にいる仲間の三人のギアが固まってスタートするのが見えた。
「僕達も行こう、スピカ君」
「了解」
その言葉と共に銀色の狼をモチーフにしたギアである銀狼とハロウィン仕様となっている大蜘蛛型ギアのトライアルβもまた動き出す。
その目の前には早速ターゲットであるミニマム・ハロウィン・ギアが出現していた。
「……小型で、動きが素早いタイプ。でも、素早くても、それは……動けてこそ……」
このミニマム・ハロウィン・ギアの特徴は運営側より伝えられており、その情報を元に既に対策は立てていた。
まずはスピカのトライアルβが背部ユニットよりビットを射出する。このビットは攻撃性能等はないが、ジャミングの効果範囲を広げるという重要な役割を持っていた。
ビットが展開したのを確認して、即座にスピカはトライアルβにジャミングの放出を開始させる。
「……これで、ここは私の領域……。巨大な蜘蛛の巣から、逃げられるなんて……思わないで……」
冷たい視線と共に送られる言葉。まるでその言葉が合図だったかのようにミニマム・ハロウィン・ギアの挙動がおかしくなっていく。
そして、動きが鈍ったミニマム・ハロウィン・ギアから疾風のようになった銀狼の黒い爪の餌食となっていく。
ミニマムというだけあってこのギア達には耐久力なんて存在しない。攻撃を喰らえば一撃で散るのみだ。
「いつもよりもちょっと野蛮だけど、今日位は少し野蛮になっても良いよね」
誰に聞こえるでもないその呟き。黒い爪が振るわれまた一体砕け散る。まるでその様子は狼が狩りをするかのようだ。
だからだろうか? 凜太郎は普段なら絶対にしない舌舐めずりをして、目を細める。そして、銀狼に次の獲物へと襲いかかるように指示を送るのだった。
「スピカ君、上手くいったね!」
凜太郎は微笑みながらそう言っていつものように、スピカとハイタッチをしようと歩み寄る。
しかし、そこでスピカの雰囲気がいつもと違うような、そんな違和感を覚えた。そう、瞳の輝きが普段とは違うような気がしたのだ。
「使い魔が、すこし……思い上がりすぎ……」
まるでそれは本当に魔女であるかのように冷たい雰囲気。しかも、身長は向こうの方が低いと言うのに明らかにスピカの方が上だと言う見下した視線である。言外に上下関係というものを弁えろと言われているかのようだ。
だが、それは正しいのだ。何故ならハロウィンでの凜太郎は魔女であるスピカの使い魔であるからだ。つまり、スピカが主で凜太郎が下僕なのである。
「……御主人様のお気に召すまま、何なりと」
スピカの雰囲気、その言葉。それを受け入れるように彼女の前でひざを折り恭しく手をとってから、従僕らしく手の甲にキスをする凜太郎。
すると、先程まで正しく氷という他ない雰囲気だった魔女であるスピカの空気が幾分か柔らかくなり、凜太郎の髪を優しく撫でた。
結局のところ、スピカは凜太郎の事が好きな事に変わりはない。どのような凜太郎もスピカからすればとても素敵なのだ。
「だが……流石は、我が使い魔。……褒美に、今宵もまた…愛でてあげる……」
それは氷の魔女ではなくスピカの言葉。だが、普段のスピカとは少し違う彼女の言葉。
その言葉に含まれた熱はきっとどんな冷たさも溶かしてしまうに違いない。そんな熱を抱えたスピカが氷の魔女になるなんて事は難しいのかもしれない。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
昂祈
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
3人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年10月06日
参加申し込みの期限
2019年10月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年10月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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