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猫の小道でお祭りを
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●
「今日は待ちに待ったお祭りですわ!」
上下 左右
は、待ちきれないとばかりにハンガーにかかった浴衣を手に取ると、いそいそと着付けを始める。
「お祭りといえば浴衣!」
帯をかわいらしい蝶結びに整えると、さっそく猫の小道を目指して、下駄をつっかけて飛び出した。
「おぉ!」
あたりには、屋台、猫、猫、人、猫……。
「屋台も猫さんもたくさん! どこから行こうか迷いますわね、できれば全部行きたいですわ!」
うーん、とあたりの屋台を見回す。真っ先に目に入ったのはお面を売る屋台だった。
「まずはお面を買いましょう! お祭りと言えばこれですわね!」
ひとつくださいな、と屋台の店主に頼んで手に入れたのは、猫のお面。さすが猫の小道。お面も猫が多い。お面を頭に斜めにひっかけるようにつけると、左右はふらりと縁日を回ることにした。その後ろを、猫がついてくる。
「次は金魚すくいにでも……」
プールの中を涼し気に泳ぎ回る金魚がとても風流だ。店主にお願いしますと言おうとして、足元の猫に気づく……。
「猫さんが狙ってますわね……つ、次の屋台に行きましょう!」
ごめんなさい、と店主に会釈すると。左右はまた歩き出す。
「猫の小道のお祭り……いいなぁ……! 猫さん達も、可愛い……!」
いっぽう、こちらは
恵御納 夏朝
。愛らしい猫たちに案内されるまま、屋台の間を歩く。猫にはあげられないが、片手にりんご飴をもって輪投げに興じるのは夏の終わりの風情が感じられて、良いものだ。チョコバナナを買ったあたりで、夏朝はついてきている猫たちにごめんね、と眉を下げた。
「ごめんね、これは猫さんたちには食べれないものなんだよ……」
「にゃにゃあ」
猫が、夏朝の足をぺんぺし、とたたいてこっちを見ろと促す。
「ん?」
その先には……。
「そっか、猫さんの為の屋台もあるんだね!」
猫のおやつ屋台があった。誘導するように猫が先を歩く。
「うんうん、猫カリカリもねこぴゅーれも猫用パンケーキも買うよ」
「にゃ!」
やったあ、とばかりに猫は鳴く。
「おやつやさん……? ここはどんな屋台でしょうか」
振り返った先に居た左右に、夏朝はあっと声を上げる。
「上下さん!」
「恵御納先輩、こんにちは! ちょっと変わったおやつやさんですけれど、こちらは?」
「猫さん用のおやつ屋さんだよ!」
まぁ! と左右は目を輝かせる。
「猫さんにおやつあげられるんですの?」
すると、目の前をとことこと星柄の猫が通る。
「おや、お姉さんラッキーだね。この猫を見かけた子はひとつ、無料で商品を提供してるんだよ」
「あら! それじゃあ、この猫用パンケーキをお一つくださいな」
「あいよ」
邪魔になってはいけないと、二人は足湯の方へ移動して猫におやつをあげることにした。
「おーいい食べっぷりですわ!」
「うん! おいしそうに食べるね~」
もふり放題撫で放題! 猫がどんどん集まってくる。
(変わった模様の猫さん撫でると、ご利益がある……)
夏朝は、小耳にはさんだ噂をぼんやりと思い出していた。
(……願いを叶えてくれる模様の猫さんも、いるのかな……)
夏朝には、切実にかなえたい願いがあった。……『大切な別人格と心身共に分離・共存する』難しくも、今の夏朝にとってとても大切な願い。消えるのではなく、共存するその道を。
「可愛い猫さん……この肉球は、ふわふわだね」
と、肉球柄の猫を撫でる。
「よーしよしよしよし……ん?」
(なんだか猫さんがいっぱいやってきましたわ……)
わらわら……。二人が肉球柄の猫を撫で始めた途端、あちらこちらから無数の猫が。
「もしかしてご利益……」
「んにゃぁぁああん!」
「わぁー!?」
もふぅっ、と猫が二人にダイブ。文字通りもみくちゃにされてしまうのだった。
「あっ、あっはは、くすぐったいよ!」
「う、うふふふ、ひげが、ひげが……!」
もふもふ地獄と称すべきか地獄と称すべきか。しかし、そのもふもふの波にもまれる二人の表情は紛れもなく至福そのものであった。
「はぁ~……」
猫の毛だらけになったけど、とっても楽しかった。夏朝は、自室でこっそり飼っている不思議な猫への土産を手に猫の小道を後にする。すこし名残惜しそうに振り返りながら。
「また来てみたいな……猫の小道も、お祭りも!」
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担当ゲームマスター
寿ゆかり
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
10人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年06月20日
参加申し込みの期限
2019年06月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年06月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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