this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
喧嘩のあとで
1
2
3
4
つぎへ >>
▲いいな VS 信彦 !!
大田原 いいな
は、メイド喫茶Bonheurでアルバイトをしていました。
ろっこん『TRANSMUTE』で外見年齢20歳程度の大人の女性に変身したいいなは、『デネボラ』と名乗っています。
普段ならメイドとしての仕事をこなせばいいのですが、この日は厄介なお客が来ていました。
「ねえキュートないいなっち、ちょっとここの文を教えてくれないかな?」
「夏休みも中盤だし、そろそろ宿題を終わらせないと! 英語は苦手教科だから先延ばしにしてたけど、さすがに後がないし」
と思った
八十八旗 信彦
が勉強に入り浸っていたのです。
(図書館の方が集中できるだろうけど、勉強を長時間するなら、やっぱり飲食OKな場所が良いね。
ましてや苦手教科に挫けそうになっても素敵なレディに励ましてもらえる上、いーなっちに分からないことをすぐ訊ける環境ってのも素晴らしい!)
溢れる愛をレディへ率直に伝えるのは信彦が信じる紳士的行為。
愛を伝えつつ宿題も進む、一石二鳥というわけです。
(全く何が悲しくてこんなボケ彦の相手をせにゃならぬのじゃ? 客商売じゃ無かったら蹴り出すわい)
心の中で毒づきながら、必死に心を落ち着かせ丁寧な口調で答えるいいなです。
「若様、その構文については先日教えたばかりですわ」
いいなはノートの前のページをめくって指さしました。
「そうだっけ? さすが、いいなっちは記憶力がいいねえ」
「……私は『デネボラ』です若様、若年性ちほーでも始まってるのではありませんか?」
つい毒を漏らしながらも、仕方なく同じところを教えるいいなです。
(……全く、私の正体がいいなだって分かっているからここまで図々しいのよねぇ?)
(ってか、英語苦手な人って間違うのも一緒なの? 受験勉強見てあげてる叔父とおんなじ所を引っ掛かってるわ)
嘆きつつテーブルを離れ別の用事へ向かったいいなですが、しばらくして近くを通りかかると、また。
「麗しいいいなっち、ポットのダージリンを頼むよ。それと、ここの単語なんだけどさ……」
(……何でまた私が呼び止められるのよっ!)
聞こえなかった振りをして通り過ぎようとしたいいなの肩に、信彦の手が伸びました。
にらみつけながらいいなは冷たく答えます。
「オーダーするか英語の宿題をするかどちらかにしていただけますか?」
「あー、ごめんごめん。それじゃ、オーダーを持ってきたらまた教えて」
『押してダメなら、もっと押せ』がモットーの信彦。
スキンシップのつもりかそのまま肩を組んできました。
ぶちっ。
冷房の効いているはずの室内ですが、いいなの怒りは沸点に達しました。
「あと、肩を組むのはセクハラですっ!」
コーン!
思わず、いいなは手に持ったトレイで信彦の頭をひっ叩いていました。
精神的には打たれ強い信彦でも、これは流石に痛いだろう、といういい音。
怒らせちゃったか? と一瞬息を飲んだ信彦ですが。
(殴られても痛くない? これは、嫌よ嫌よも何とやらというヤツかな!?)
ダメージがほぼなかったおかげで、信彦の思考はそんな方向に行ってしまいました。
いいなもまた驚いていました。
(あれっ殴っても効かない? あんなにしぶとかったっけボケ彦坊ちゃま?)
今までにも耳をひっぱったり頭突きしたりしていますが、普通に効いて痛がっていたはずです。
怒りは収まりませんが、オーダーは無視できないので、不本意ながら頼まれたものを届けに戻ります。
「はい、ポットのダージリンです!」
再び笑顔で口を開こうとする信彦の頭に、ポットをゴーン!
そのまま傾いたポットの熱いお茶が信彦にかかり。
さすがに一瞬息を呑んだいいなですが。
「やあ、いいなっちの愛があふれちゃったのかな?」
(熱いともなんとも言わない! 何で?)
混乱したいいなは口走っていました。
「あのっ、若様はどうしたら口説くなどの行動を止めていただけるのでしょうか?」
「え、ナンパだと思ってる? 心外だなぁ」
信彦はにこやかに答えるのでした。
「俺はただ、キミの心からの笑顔を見たいだけさっ」
口先だけの『魅力的だから』でもなく、『女性に対する当然の行為』でもなく。
一瞬の沈黙の後、いいなは、フロア掃除用のモップを取ってきました。
(……っ、そんな、本気で口説かれても困りますからっ!)
「若様、行ってらっしゃいませ」
そのまま、信彦をモップで叩いて押し出し、ぺいっと店外に放り出したのでした。
それから信彦の荷物をまとめて、カードで会計もしっかり済ませて。
それでようやくいいなは気持ちを切り替えることができました。
1
2
3
4
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
喧嘩のあとで
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
茄子りんこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年05月01日
参加申し込みの期限
2019年05月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年05月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!