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寝子島へとやって来た幻獣
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「と言うわけだ、遠藤」
「そう言うわけなのです、遠藤君」
「ほう、そうなのか……って、解るか! ちゃんと説明しろよ!」
遠藤 健
は友人である
八神 修
と
椿 美咲紀
に呼び出されたのだが、合流するなりいきなり修と美咲紀のこの台詞である。
だが、健もただ言われるだけではない。スパーンと乾いた音が2回程辺りに響いたかと思えば修と美咲紀が頭を押さえた。一体どこに持っていたのかと思うほどに長いハリセンで修と美咲紀の2人の頭を健が叩いたのである。
「いったーい!」
「馬鹿な、さっきまで何も持ってなかったのにっ……と言うか、そのハリセン、長くない!?」
「これぞ遠藤家に伝わる秘伝のハリセンである燕叩きだ!」
「燕を叩けるハリセンなのです? 凄いのです!」
「何故、燕をハリセンで叩こうと思った……」
「と言うか遠藤君、女の子にも容赦なしなのです……」
「ツッコミに男尊女卑の概念無し」
正しくいつも通りのやり取りだが、健のツッコミにおける技能が最早ろっこんのような域にまで達しているような気が修にはしていたがきっと気のせいであろう。
それは兎も角、美咲紀と修はちゃんとした説明を健へとする事数分。
「ふむ、なるほど。幻獣がこの島にねぇ」
「で、人手が必要と考えた美咲紀が俺達を呼んだというわけさ」
「今回は出来るだけ広く探したいので、3人で手分けして探すのです!」
動物大好きな美咲紀はどうやら幻獣と触れ合えるかもしれないとあって気合十分なようである。むんっと力こぶを作ってそのやる気を表明していた。
「まぁ、幸いな事に彼等の目に付き易くなってるからそこまで難しい事はないと思う。後は彼等の興味を引くような何かを用意すれば良いんじゃないかな」
「了解。何か考えてみるかー」
修からの補足に健は理解したと頷く。
ともあれ、3人は定期的に連絡を取り合う事を確認してからバラバラに別れるのであった。
修は自転車に跨り星ヶ丘付近から駅方面へとゆっくりと進んでいく。
籠には鯉のぼりを付けて手には風車を持つと言うスタイルである。何とも不思議な恰好ではあるが周囲にはない物であり、ハデな色合いなので目に入りやすいだろうと考えての事だ。
「おっと、あれは……麒麟か?」
そうしてゆっくりと自転車を漕いでいると早速そんな修の姿を見つけた幻獣が彼の方へと寄ってきていた。
馬くらいの大きさの麒麟と呼ばれている伝説上の生き物に似ているその幻獣は、自転車の籠に付けられた鯉のぼりに興味があるようで近づいてきたかと思えば色んな角度から鯉のぼりを観察している。もしかしたら、自分に近い動物に見えているのかもしれない。
「やぁやぁ。島にようこそ、歓迎するよ」
修が風車を振って挨拶をすれば言葉を理解しているのかうんうんと頷く麒麟。
「えーと、君は人になったりもう少し小さくなったりする事は出来るかな?」
そう修が言えば、麒麟は何で? と言うように首を傾げる。
「基本的には他の人には見えないけど、素質のある人には見えてしまう事もあるようだからね。目立たないように変化して欲しいんだ。そうすれば自由に町を案内できるよ」
なるほどとばかりに頷いたかと思えば、コミカルな音と共に煙の中に麒麟の姿が消え、煙が晴れる頃にはすっかりミニマムなサイズへとなっていた。
「おぉ、流石は幻獣。いとも簡単に変化するものだ。それじゃあ行こうか」
小さくなった麒麟を連れて再び自転車を漕ぎだす修。
そうして進んでいく度に修は次から次へと幻獣達を吸い寄せ、彼らを引き連れて町を案内して行く。
「まずはこれを首にかけてと……」
そう言って美咲紀が自らの首にぶら下げたのは撮影中と書いた札である。新聞部としての活動をしていると示すのが目的なのだろう。
美咲紀はキュウリ、トマトやニンジンと言った野菜を沢山袋に入れて抱えている。これ等の野菜は美咲紀の手作りであり幻獣たちに食べて貰おうと持って来たのだ。
そして、自らの担当とした旧市街地の住宅地やら官公庁の周辺にて幻獣達を探し始める。
「むむ。あれは……ユニコーンとペガサスなのです!」
旧市街地にある公園。その中に白い馬が2頭いるのを美咲紀は発見した。勿論、彼らはただ白馬ではない。片方は天使のような白い翼を持ち、もう片方は捻じれた角を額から伸ばしているのだ。
ユニコーンとペガサスと言えば幻獣の中でも有名な獣であり、様々な作品に登場している。
彼らは幻獣とは言え見た目通りに馬の性質を持っている事が多い。美咲紀が見つけたユニコーンとペガサスもどうやら公園に生えている草を食べていたようで、かなり馬に近いのだと推測された。
そうとなれば星ヶ丘ホースクラブで馬の世話に慣れている美咲紀からすれば、何も怖いものはない。元から怖く思ってなどいないが。
「ほーら、ユニコーンさん、ペガサスさん。美味しいニンジンですよー」
自ら用意したニンジンをぶんぶんと振って彼らの気を引こうとする美咲紀。
美咲紀が公園に入って来た時点で彼女の事を注目していた彼らは、どうする? と言うように顔を見合わせた後、どちらからともなくゆっくりと美咲紀の方へと近寄って行く。
どうやら美咲紀が振るニンジンがとても気になっているようである。
「はい、いい子ですねー」
自らの近くにまで来たペガサスとユニコーンにそれぞれニンジンを上げる美咲紀。
既にその顔は満面の笑みを浮かべてとても満足そうである。
ニンジンを食べる2頭の首筋をそっと撫でて、彼らが食べ終わるまでそれを続けるのであった。
すると、そんな様子をどこかで見ていたのか美咲紀の下へと次々と幻獣達がやって来る。
耳が翼になってるうさぎ、ちょっと大きめ小型犬サイズのハムスター、笑い顔の猫等々。
うさぎの全身を撫でて、ハムスターを抱き上げ、猫とは笑顔でゆっくり瞬きしあう美咲紀。
一時、その公園はさながらファンタジーと言うような光景となっていた。
「これで幻獣の気を引けるかどうかが解らないが……。まぁ、やるだけやってみよう」
シーサイドタウンを主に担当する事にした健はサッカーボールを持って来て広場でリフティングやドリブルをして見る事にしたようだ。
これで興味を引いたところに一緒に遊んだり、持ってきたおやつを上げたりすれば何とかなるのではないかと言う考えであった。
「……えーと、あれって幻獣に入るのか?」
何時の間にやらこっちをジッと見ている動物が一匹。犬としてはかなりの大きさを持つ黒犬。但し、頭は3つある。
随分と尻尾を振っており、何だか嫌な予感が健の脳裏を走る。
そもそもの話、普通の犬はボールが好きなわけでもしあのケルベロスらしき犬も同じならば――。
「ちょ、まっ、ぐへぇっ」
だが、健がアクションを起こす前にケルベロスが彼へと突進してくる方が早く、強烈な体当たりを腹へと貰うのであった。
「……何で遠藤はそんなにぐったりしてるんだ?」
「うん、いやね。何か懐いてくれたのは間違いないんだけど、ちょっとそれが激しくてね……」
幻獣達とフリスビーで遊んでいた修が木陰で休んでいる健の方へと歩み寄って尋ねれば、そんな返答が返って来る。
今も健は幻獣達に群がられているので木陰にいようと暑そうだが、言わぬが花だろうかと思い修は黙っている事にした。
2人がそんな会話をしている近くでは、美咲紀がまふまふとしながらもブラシ掛けをしている。
「キモチいいでしょ。毛づくろいと同じだよ」
そんな風に幻獣に語りかける美咲紀はとても満足そうである。
美咲紀、修、健の幻獣達との交流は幻獣達が十分に満足し、彼らがこの世界から去って行くまで続けられたのであった。
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あとがき
担当マスター:
昂祈
ファンレターはマスターページから!
昂祈です。
寝子島へとやって来た幻獣のリアクションをお届けいたします。
皆さんは幻獣が実際にいたらどのような幻獣に会ってみたいと思いますか?
格好良いと言えばやはりドラゴンですが、アレは実際にいたら滅茶苦茶怖そうな気がしてなりません。まずとてつもなくデカいのが基本ですし……。
やはり犬猫や馬とか小動物系当たりの幻獣が無難そうな気もするんですよね……。
次のシナリオはどんなのが良いかなぁと考えつつ、今回はここら辺で。
それでは、この度のシナリオにご参加頂きありがとうございました!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
昂祈
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
10人
参加キャラクター数
3人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年04月25日
参加申し込みの期限
2019年05月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年05月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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